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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
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見学兼お仕事ということで

プー太です!

あれからザワザワ(?)していると小森の母さんがお菓子を出してくれて、なんやかんやでまったり過ごす。

今いうのもアレだけどさ…密度高くね?

「ねぇ」

「何?…って平か…ストーカーか」

「なんでそこ言いなおすのよ!普通に平方って言いなさいよ!あたしはストーカーじゃないわ!」

「はいはい、顔、近い」

「う、うう…うるさい!」

「あ″-!俺のクッキーがぁああ…」

「僕の分あげるから黙って」

あからさまにゲッソリしてる茜。

クッキーをもらったけど何か悪い気がして返しておいた。

「どうしたのよ西川くん。ム〇クみたいになってるじゃない」

「ハハッ。…気にするんじゃない。知らなくてもいいことはこの世に五万とあるんだ」

「…帰りたい」

「よーし!始めっか」

「チッ」

なんどろう、怖い。

この2人、変なとこでつながっててなんか怖いぞ。

「由輝か真実、反射板持ってスタンバって」

「反射板?そんなもの何に使うのよ」

「説明しろってー?面倒だから見とけばー」

由輝と真実って言ったけど真実は中元と話し込んでいて気付かない。

てことで必然的に俺が持つことになった。

「こんなかんじでいい?」

「オーケー、動くなよー?でも飛鳥…お前は動くんだぞ」

「…うぇ!?…う、うん…でも…」

「大丈夫だって。飛鳥はできる。オレが保証すっから」

「う、うん…」

この2人、何かのドラマでもやってんのか?

聞いてるこっちが恥ずかしいっつーの。

それから何回かシャッター音が聞こえた後、朝弥が唸った。

「何か足りねぇ…」

「……!わ、私の…、せいだよね…ごめん…」

「そうじゃなくてなぁ…うーん…飛鳥、なんか好きなモンとかある?」

「…えっと」

流石に腕が痛くなって反射板を下ろす。

視界に入ったのはぼっけーと眺めてる平方と、部屋の端でブツブツ言ってる茜(末期症状か?)と、話に夢中になっている真実と中元と、心、ここに在らずの吉野と…

吉野に抱き締められているテディベア。

ほほぉ~テディベアねぇ~

「テディベア持って撮ってみれば?」

「…あ、好きです…」

「は?」

「…いや!その、北村くん…じゃなくて…テディベア、です…」

今一瞬、時間止まらなかったか?

いやぁ…ビビった。

「…吉野さん…借りても…」

「いいよ。どーぞ」

「じゃー再開すっか」

慌ててスタンバる。

またシャッター音が響く。

今度は朝弥の唸り声は聞こえなかった。


次は緋絽さん!

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