表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白紙に綴る夢  作者: 緋絽
20/111

逃げ場はない!

秋雨です!


それから数日後。

「台本できたよー」

茜が台本を持ってきた。

さっすが茜。やることが早い!

「いやー、大変だったよー」

そう言ってるわりにはすっごく楽しかった雰囲気が……。

「見ていいか?」

「もちろん」

真実が台本を受け取りペラペラめくる。

両隣にオレと由輝が行く。

読んでいくうちに真実の顔が青くなっていく。

最後まで読むと真実は音をたてて台本を閉じた。

オレまだ読めてねーのに!

「俺、ぜっっっっっったいやらない!」

真実のやらない宣言。

「えー、なんでさ」

「だってこれ!……これ……」

俯いて肩を震わせる。

「最後に死ぬじゃん!」

えー、そんなことかよー。

「それぐらいがまんしろよなー」

「なら朝弥がやれよ」

「オレ、やらねーし」

「ジャンケンで負けた真実が悪い」

「ゔ……。とにかく、おれはやらねーからな!」

真実、逃走。

「あっ、逃げた」

「追ったほうがいいのか?」

「そりゃ、まぁ」

「よし、由輝行くぞ!」

由輝の右手を掴んで走る。

「ぅおっ」

由輝が茜の右手を掴む。

「ん?」

由輝は茜を道連れにした。

「まっことーーっ‼」

道行く人々をふっとばしながら真実を追った。



数十分後。

真実は追い詰められていた。

「もう観念してよね」

「いやにきまってんだろ!」

「あきらめわりぃなー」

さて、どうしようかと困っていると、由輝が真実に近づいた。

真実の肩に手を置く。

「……真実」

「由輝……?」

由輝の手が真実の肩を掴む。

「あきらめなさい」

真実、逃げ場なし。

「ナイス、由輝!」

「そのまま映研部に行くよ」

いまだに暴れる真実を由輝が引っ張って行く。

じゃんじゃん写真を撮ってやる。



次はプー太さん!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ