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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
109/111

きた!

プー太です。

頑張ります。

三月半ばというのは入試やらなんやらで登校できる日が限られていて、あと登校できる日数というのはあと片手で足りるほどしかない。

授業もたいして進むわけでもなく、ただぼんやりと授業に出席していた。

そういえば、最近依頼らしいものはきていない。

バレンタインがあったから世の中はバタバタしていたから無理もないのだろうが。

熱弁する先生の声も右から左へ流れてゆっくりと時間が流れて行く。

言うまでもなく、退屈だ。


長い一日が終わり、なんとなく平方の顔が見たくなった。

平方はというと教室で荷物をまとめつつ欠伸をしていた。

バレンタインの後からは二人で帰る日が週の半分を占めているが、今日はその日ではない。

「ひらかたー」

「え、なにか用?」

「いや。顔見に来た」

「な!」

「気をつけて帰れよ」

んじゃ、と手を振りつつ部室に向かう。

後ろで冷やかすような声が聞こえてはいたが、無視をした。今日の夜、平方からのお怒りの電話が入ることはまちがいないだろう。


―――イン部室。珍しく一番乗りだった。

三月中旬の部室はとてつもなく寒い。大切なことだからもう一度。とても寒い。

マフラーに顔をうずめて椅子に腰を下ろす。

そうといえば、もうすぐ一年が終わる。クラス換えはどうなるだろうか。三人とはなれるのは退屈度が三割増しになるだろうことが目に見えているので遠慮したい。

あわよくば……。なんて考えてみるものの、全員が一緒になる確率はどのくらいなのだろうか。考えることを拒否したくなるほどの低い確率であることは分かり切っているが期待はしてもいいだろう。

とかなんとか考えてみるが時間は部室に来た時から5分もたっておらず。

「暇だ」

呟いてみるものの虚しさが増しただけだった。

そうだ、依頼箱を見て来よう。もしかすると何かきているのかもしれない。

そうと思えば行動に移すのみだ。


箱を前にすると、いろんなことが浮かんでくるわけで。

そっと持ち上げて軽く振ってみる。―――来ていた。依頼が来ている!

カサカサと小さな音が確かに聞き取れた。嬉々として箱を抱えて持ち帰る。

どんなのがはいっているのだろう。この際、冷やかしは入っていても許そう。早く中身を知りたい一心で足を動かした。

部室に帰るといつものメンバーがそろっていた。

「お!依頼きてるのか!」

一番に食い付くのはいわずもがな朝弥で。

黙って机の上を片付けて紙を広げれるように茜が気を利かせてくれた。

「由輝が箱持ってるのは初めて見るな。ささ、こちらにどうぞ」

「結構入ってるっぽい」

箱を開けて中身を出す。

「おおー」

ざっと見た感じ10はある。

茜が一つ一つを確認していくが、いつものように冷やかしがすべてで、諦めを抱きつつ最後の一枚を全員が覗きこむ。そこには―――。

「来た!依頼だ!」

念願の依頼に喜びを隠せない。が、その内容はというと……。

「んま、こんなのもありだろ」

ニシシ、と何か悪い事を考えた顔をして真実が笑った。



短文ですいません。

今回のテーマは退屈でした。

確かに3月は暇な月だしな……と思いつつ書かせていただきました。


次話の緋絽さんの盛り上げに期待!(笑)


お次は緋絽さんです。お願いします。

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