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 王都の教会を根絶やしで更に寝不足

 花火が炸裂したころ。北都の教会の周りの茂み。


 「ジャックレイ署長。起きて下さい。ジャックレイ署長」


 「おおうっおはよう。カルッテ警部」


 「おはようじゃありません。すんごいいびきで寝ていましたよ。

 狼煙が上がりました」


 「おうっ。ありがとう。突撃だ」


 「警官隊。突撃ぃぃ」


 「りょうかぁぁい」




 花火が炸裂したころ。南都の教会の周りの茂み。


 「エウマイアーギルド長。起きなって。おいっってぇ」


 「あぁあれ?ガトリング君。おはよう」


 「あれっ?じゃねぇ。おはようでもねぇ。どでかいファイアーボールが炸裂したぜ」


 「ガトリング君」


 「了解。おいおめぇらぁぁ突撃だぁぁ。増血剤ポーションを極力割るなよぉぉ」


 「りょうかいだぁぁぁ「いっけぇぇ」


 「白衣は極力捕縛だぁぁ」


 「りょうかぁぁい」




 花火が炸裂したころ。王城の教会事務所。


 「マウレス宰相。おはようございます」


 「あぁごめん。寝てた?」


 「はい。花火とやらが炸裂したようです」


 「近衛兵。事務所に突入」


 「了解」




 「何事かあぁ。ここを何処と心得るぅぅ。神聖なエルファサ女神様の執務を行う場所であるぞぉぉ。この罰当たりがぁぁぁ


 「おはようございます。ジメアミド。王城教会室長と言っておきましょうか」


 「何たる不敬な。お前達、マウレス宰相を捕らえよ。何をしている。早くせぬかぁぁ


 「捕まるのはあなたですよ。おっと逃げようとした者が捕まりました。何かやましい事でも?

 まぁ時間の無駄です。ジャクリード公爵閣下の長男。近衛騎士団教育長ダキョウシ隊長が逮捕されたのは?」


 「知らん。そんな事になるはずがない」


 「あららぁ。やっぱり繋がっていらっしゃった?」


 「一般論だ」


 「そうですかぁぁ彼が全て暴露しましたよ」


 「その前に何故捕まる。貴族不逮捕があるであろう」


 「クーデターに近い王城占拠。それにアイファル姫様への不敬罪。ご存じですよねぇ。今あなたがごみ箱に捨てた次の内容。

 貸して」


 「はい。こちらです」


 「なんちゃって大司教がダキョウシに国王を軟禁しろと。

 なるほど。ダキョウシが何処に行ったか分からなかった?

 お教えしましょう。こんなことも有ろうかと警察本部の地下牢に居ますよ。

 『俺わぁぁ』。で、脳震盪を起こしてぶっ倒れた警察署内の三人と共に」


 「なにぃぃぃ?何故それを・・うっ」


 「ご苦労をお掛けしたようですね。

 ああ。ご心配なさらず。こちらで一人犠牲になられた方も知っておりますので。

 で、もう一枚のこちらは、うわぁぁ見るのも憚られる内容です。アイファル姫様にはお伝え出来ませんねぇ。

 大の大人がこのような事を。恥ずかしいとは思わないのですかねぇ。

 ここの全員を捕縛せよぉぉ。抵抗する場合は殺して構わん」


 「了解」


 「大司教フイッシー・クッサスメル様が黙っておらぬぞぉぉ」


 「もう、そろそろお亡くなりになる頃です。

 エルファサ女神様直下の近衛公安騎士隊と共に国軍が突入していますので」


 「へっ?」


 「教会の公安の特権はご存じですよね」


 「書物でだが、イサム様がお作りになろうとして・・・

 もし、稼働していたら特警の上位。国王ですら捕縛できると言う。

 教会の公安は国をも跨ぎエルファサ女神様への侮辱を許さない」


 「その通りです。

 ですが、一点訂正を。裁判も必要無く、国王ですら処刑できる。ですよ。

 そして、エルファサ女神様の許可が無く、選ばれなければ組織としてこの世界に存在することも稼働すらもできなかった。

 謀ればご存じの消し炭ですよ」


 「本物の教会の公安?」


 「はい。なんちゃって王城教会室長を捕縛せよ」


 「はい。大人しくしろ「後ろに手を回せ。折るぞ」」


 「はい。大人しくします」


 「はぁぁこれで今夜も睡眠不足確定です。うぅぅんっと。はぁぁ。ベッドで寝てみたい」




 南都教会の地下室。

 ギルド無認可の増血剤を制作販売した罪と不正ギルドカードの取得の違反で全員が捕縛され、ギルド職員と冒険者だけが残っていた。

 調査に入ったエウマイアーの元に冒険者が一人、息を切らして駆け寄って来た。


 「エウマイアーギルド長。大変です」


 「ジョウテープ君どうしました」


 「いいから早く来てください。もう一階下が有りました。

 我々の【竜巻の牙】が出入り口を塞いでいます。早く」


 「判りましたぁ。ガトリング君ここを頼みます」


 「了解だぁ」




 エウマイアー達が調査をしていた部屋の隣りの部屋。

 書棚が移動させられた壁に扉が在った。

 その扉に入り、狭い階段を降りて行った。


 「ここです」


 「失礼するよ。金型鋳造所?」


 「これですよギルド長」


 「ログドレイン君。これは金貨?」


 「ギルド長辺りなら持てば判りますよ」


 「ほんの少し軽い。そして直径が大きく厚みがある。偽金貨?」


 「まだ寝てますか?

 国直轄の鋳造所でしか金貨は造れません。ここ南都教会の地下二階。偽金貨に決まっているじゃないですか」


 「何枚有る」


 「確認のため、今五千枚まで数えました。約半分ですから一万枚は有るでしょう。世に出ていなければの話しですが」


 「一発で見分ける方法は無いかなぁぁ。天秤では時間がかかり過ぎる」


 「ベスティー」


 「土魔法が得な方ですね」


 「はい。この偽金貨。土魔法で圧縮された鉛が芯に入っています。

 その周りを形状が維持できるように圧縮された鉄板で覆い、その周りを純度の低い金で覆い、本物のデザインが施されています。

 これ磁石です。くっつきます」


 「価値は?」


 「まちまちですが本物の金貨の百分の一以下」


 「製法は?」


 「何の資料も有りませんでした。錬金術師も。ただ、金属の売買取引書がこれです」


 「ヨルデイット・ト・ジャグボ伯爵様の奥様。ミテシュ様とタテヤリーノ副議会長?・・・はぁぁあ。

 ここに来た冒険者は?」


 「俺達が最初でした。元から誰も居ません。鍵を壊して入りましたから。

 誓って竜巻の牙は持っていません。エルファサ女神様に誓ってもいいです」


 「ベスティー君。ヨシュレ君」


 「はい」「はい」


 「上に行って救護テントで捕縛者全員の身体調査。女性は女性で」


 「了解「了解」


 「あぁぁあ。今日はここで夜更かしでしょうかぁぁ。やはり巻き添えは作りましょう。内緒では捕まりそうです」




 北都教会。


 「ジャックレイ署長。終了しました。すんなりでしたね」


 「カルッテ警部。書類は全て持ち出したか?」


 「はい完璧です。今日は早く上がれそう。ベッドで寝れ・・・何です署長。そのいやそぉぉぉなお顔は。ダメなんですか。ベッドで寝ては」


 「エウマイアーギルド長から念話。南都教会で偽金貨の製造所発見。至急


 「わぁぁわぁぁわぁぁ。さようならぁぁ


 「帰す訳ないよねぇぇ。今夜もお仕事がんばろぉぉ向こうにも女性冒険者は居るからぁ


 「あぁぁぁいぃぃやぁぁ我が家のベッドちゃぁぁん


 「俺達は南都教会へ向う。後は頼んだ」


 「了解」


 「いぃぃやぁぁ手を離してぇぇ


 「転移」


 「あ”」




 王城教会事務所。


 「えぇぇぇもう許してくださいよぉぉ。はぁぁ行きます」


 「マウレス宰相?」


 「南都教会の地下室でエウマイアーギルド長達が偽金貨製造所発見。凡そ一万枚の偽金貨を押収。

 意味解かります?」


 「大規模ですねぇぇ。

 ここはお任せください。お気を付けて。


 「「「いってらっしゃいませぇぇ」」」


 「君達喜んでいませんか?はぁぁ。行ってきます。転移」





 「お待ちしておりましたよマウレス宰相様」


 「エウマイアーギルド長殿。何ですかその嬉しそうな笑顔は。

 あぁあ。こりゃぁまた大規模ですこと」


 「ジャックレイ署長。これはまた中々広さですねぇ。はぁぁ」


 「カルッテ警部?広さの問題か?」


 「捜査の範囲が広い。暗い」


 「なるほどねぇ。確かにやってくれちゃいましたねぇ」


 「今、ノーマークにした西都教会にも信頼のおける冒険者パーティーをわたくしのギルド長権限で派遣しました。

 偽金貨関連ですから、宰相様のクエストとして」


 「ですよねぇ。お幾ら万枚?」


 「二パーティー。八人。金貨四枚」


 「計上しておきます」


 「ログドレイン君とジョウテープ君は地上に戻って、周辺の怪しい建物や井戸などを調べて下さい」


 「「了解」」


 「さぁ。徹底的に調べますよぉぉ」


 「ギルド長。女性がわたくし一人なんですが?」


 「大丈夫だ。あたしもいるよ」


 「ガトリング」


 「変な目で見られたら言いな。宰相だってケツを蹴っ飛ばしてやるから」


 「お止めください。か弱いわたくしは死んじゃいます」


 「ケツでは死なねぇよ。ボーっとしてないでやるよ」


 「はぁぁい」


 「シャキとしな」


 「はいっ」


 「しかっし、カルッテ警部凄いねぇ木こり様は」


 「凄いのは解かるけどガトリングどうして?」


 「国王様。お妃様。宰相様を巻き込んで国の重鎮を寝不足にさせて、文句も言わせないこの状況」


 「わたくしも巻き込まれているんですが」


 「お互い様だよ」


 「そう言えば木こり様。ギルドでどえらいことしたんですって?」


 「まぁな。目ぇ覚めるぞ。聞きたいか?」


 「もっちろぉぉん」


 「あのなぁ・・・

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