くそばばぁ 目指せ100歳にビビる
長生きするのも大変だね
ある日祖母がデイケアから帰ってきて落ち込んでいた。
年数も重ね楽しみにしていたはずなのに…
※私=私 く=祖母
私:どうした?なんかあった?
く:もう行きたくない!
私:なんかあったの?
く:長生きしたくないのに…100歳まで生きたくないのに…
デイケアにはマッサージ師さんが来る曜日に行っていてそれをすごく楽しみにしていた。祖母は寝たいときに寝て、ある意味自由にできないデイケアには行きたがらなかったが(デイケアの皆さんはとてもやさしく良くやってくれています!)マッサージ師さんのおかげで喜んで行っていた。マッサージ師さんありがとー!
何より、週一で祖母がデイケアに行くのは嫌味祖母と母を離す為でもある。
で、100歳?なんの話?詳しく聞いてみると
驚きの事実!
なんと!あの祖母がビビっていた!
今日のマッサージの際
「100歳まで元気でいれるようにマッサージしますね」
と言われたと涙を流しながら話す。
私:あのね、マッサージ師さんは元気になって欲しい、痛みを少しでも和らげて楽しく暮らして欲しくて言ってくれてるんでしょ。そもそもマッサージ師さんが寿命を決めれるわけじゃないし、人は年齢に関係なく死ぬときは死ぬの。マッサージ師さんの言葉は神の言葉じゃないんだよ。そんなに深く考えなくてもいいんじゃない?
く:でも100歳まで生きたくない。いつ死んでもいい。
私:いつ死んでもいいのはわかった。100歳まで生きたくなくてもいいよ。そこじゃなくて、マッサージ師さんが100歳まで元気でって言っても決定じゃないの!
そこからは何を言っても「100歳まで生きたくない」の繰り返し。
「100歳」ってことにビビってんじゃーん♪
長生きしたくない祖母は「100歳まで」のワードに怯えているのだ。頭はしっかりしていて芸能ニュースも詳しく、スポーツ選手の事も知っている。週刊誌を老眼鏡もかけず隅から隅まで読み自分の見解を話し、何を言われても気に食わなければ跳ね返す最強祖母がビビってる~。
でもね。100歳まで生きたくない祖母の気持ちもわかる。
祖父も父も亡くなり、知り合いも亡くなっていく。自由に体は動かなくなり、耳も遠くなり会話についていけない。寂しくなってるんだよね。
でもね。
祖母の姉たちは二人100歳オーバー!長生きの家系なのです!
うすうす本人も感じてるのに、はっきり言われて傷ついたんだね。
大丈夫、死ぬまで長生きしてくださーい!100歳まであと6年。
100歳の誕生日お楽しみに♪
その後ケアマネが間に入って納得し今は元気にデイケアに行っています!
次回:くそばばぁ 結局〇居くんはヤッたのかとひ孫に聞く