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第3話

「お前は誰だ?」

「うむ、私は第22代魔王ロザリーだ。気づいたらこの鎌に封印されていた」

なんで勇者の武器に魔王を封印するんだよ。


つーかこいつが魔王って見た目は腰まで伸びた長い銀髪、少しつり上がった赤目、整った顔立ち100人中80人は美人といいそうだ。

(100人の内10人がツンデレで7人がロリコン3人がゲイとした場合 ツンデレ以外俺の知り合いの割合である)


だが、圧倒的に威厳がない。

何か小動物みたいに俺の周りを笑顔でうろうろしているし小声で何かぶつぶつ言っているしこいつ本当に魔王なのか?


「名前はなんだ?」

「青夜 零だ」

「うむ、それではロザリーの名においてレイと契約する」

おいこら、てめえ勝手に何してやがる。

「ほら、レイも続けて」

誰がお前と契約するか。






結局あいつと契約する事になった。あいつ泣き落としまで使ってきやがった。

あいつが言うには

「人と話すのは数十年ぶりなんだよ。レイと契約しなかったらまた一人になっちゃう」 

魔王としての自覚とかないのかねまったく。

(魔王と契約した本人は勇者として呼び出された自覚無し。)


「ねえ、レイ防具はどうするの?」

そうだ防具でこの大鎌の悪いイメージを消すんだ。

「おい、ロザリーここに金属をいっさい使っていない防具ってあるか?」

「なんで金属はだめなの?」

「まあ、諸事情だ」

はっはっはっ まさか一応勇者候補が実は金属アレルギーとは思うまい。

「それならえーと」




5分後俺が装備したのは

黒いロングコート

「邪龍の革と土蜘蛛の糸からできている。魔法耐性が高く隠しナイフもついてる」

赤黒い篭手と足甲

「サラマンダーの骨からできてて、炎魔法が使いやすくなる」

茶色のブーツ

「シーフを無理矢理同化させているため移動速度が馬並みになる」

黒銀のレイピア

「1mほどのレイピア。地獄の門番の角を削って作った。魔法を打ち消す」

第22代魔王が封印されている大鎌

「2mほどの大鎌。魔王が封印されている。柄を捻ると刀(妖刀)がでてくる」

隠しナイフ

「コートに着いてきた20cmほどの隠しナイフ。魔力を込めると毒が発生する。暗殺用」


……………うん、多分山本君と鈴木君も同じような装備のはずだ。

俺だけ禍々しいってことはないはずだ。


よし、二人のところにいこう。俺の心が崩れる前に。









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