第0話
「このくずが」ほおを殴る。
「気持ち悪いんだよ」腹を蹴る。
「豚が学校きてんじゃねえよ」踏みつける。
放課後珍しい光景が繰り広げられてているサッカー部主将で頭がよくやさしいく女子から絶大な人気を誇るイケメン(山本君だったかな)がオタクで小太りで女子の9割に無視されている鈴木君(こっちは多分あっている)をいじめているのだ。
「お願いやめてよ」
「は、誰がやめるかよ。お前みたいなくずは人の役にたたないんだからサンドバックにでもなってろよ。ん、何見てんだてめーお前もやりたいのか?」
「お願い助けて」
「豚が人間の言葉話してんじゃねえよ」
「ぎゃ」
「おい、お前もやれよ」
「いや、おれはいいや」
面倒事は嫌いだ。
「ちっ、いい子ぶりやがって。まあいい、じゃあ、見張りをしておけ何かあったらすぐ言えよ」
教室の床に何か模様のような物が浮き出してきているのも報告の対象かな?
「教室の床に魔方陣?のような物が出てきているぞ」
「は、てめえ、俺の事おちょくってるのか」
「なにこれ、光ってる」
鈴木君(仮)も気づいたようだ。
「てめえらそろって何を言って…やが…る?」
おお、山本君(仮)も気づいた。
不意に魔方陣?が光を発し世界が歪んだ。
「何なんだこれは」
「何これ僕死んじゃうの、いやだ死にたくない」
「「うわーーーーーーーーーーー」」
「これは予想外の展開だな」
五分後悲鳴を聞きつけた先生が来た時には教室には誰もいなかったらしい。