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“半透明人間の憂鬱“ という短編作品。

作者: その辺のStone。






まあ~急に思いついた作品だから。(笑)

長々書くより、まあ~いいや~じゃあーはじめるかー!笑笑



短編作品のタイトル。


『“半透明人間の憂鬱“』



普段の僕は、ほとんど半透明人間。

僕の存在は多くの人達の中に入れば? 殆ど存在していないみたいに、

誰にも気づかれない。

アレだよね! ”空気みたいな存在。”

一人で寂しい時も、誰かに気づいてほしい時も、

僕は半透明人間。


たまにね? 自動ドアが開かない時がある。

顔認証、指紋認証、なんも反応しないな。

大きな公園のベンチに座っていても、散歩している犬さえ、

僕の存在に気づいてないみたいに素通り。

でも? 野良猫の目には僕は映っているのか?

ジッと見てるな! ”僕、幽霊じゃないよ。”

【なんでかな? 僕、ちゃんとココに要るよね?】


 


だけどさ? 会社では、”僕は半透明人間。”

誰もしたくない仕事や大量の仕事を僕に押し付けてくる。

僕は、”YESともNOとも言わないから、都合のいいように使われる。”

するともしないとも言ってないのに、、、。

会社の先輩は、僕に強引に仕事を押し付けて自分達は定時に仕事を終わり、

家に帰って行くんだ。

僕1人、”残業” 会社に残り仕事が終わって帰る頃も僕は警備員にも

なんの挨拶もされず一人でトボトボ家に帰る。

帰りに居酒屋で一人飲んでいても、周りは僕がそこに居る事に全く

興味がないから、体がぶつかっても謝ってももらえない!




そんな僕にも、”1人の女性だけは気づいてくれているのか?”

コンビニで働いている女の子。

彼女は僕がレジで支払いをする時、少しだけ話してくれるんだ!

【今、お弁当が20%引きですよ。】

【お茶、おまけしておきますね!】

【このお菓子、私もよく買います。】

【最近、よく来てくれますよね。】

【この辺の人ですか?】




なんだか、僕はそれが嬉しかった。

いつも僕は”半透明人間”で、誰にも気づかれていないんじゃ

ないかと思っていたから!

彼女だけは、”僕がちゃんと見えている!”

そう想える事で、僕はただただ幸せだった。

”僕の存在がこの世にある事が、彼女との会話で気づく事が出来たから!”

僕は地球ここに居ていいんだと想えたから!

僕がかのじょを好きになってもいいと想えるから!



だったら? ”僕は半透明人間でもいいなって想える。”

かのじょの為に、僕は半透明人間でもいい!

こんな世界でも、僕を認めてくれる人が一人でもいるなら、

僕は半透明人間でもいいんだ。



この世は、”夢が見れない程、現実が事細かく蔓延している!”

事実や現実を受け入れる事が生きる希望を奪う。

それでも僕は半透明人間でいい!

たった彼女ひとりの為に、僕は半透明人間でもなんでも

この世を生き抜いて行くよ。

半透明人間の僕の願いは、いつか幸福に包まれる世界になれば

いいなと願っているヒーローなんだ!





おしまい。m(__)m


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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