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悪役令嬢のドキドキな困惑。

「あ"あ"っ、今日も残業やん!」今野弥生23歳彼氏いない歴23年処女。


あの課長マジでむかつく!私は自分の書類が片付きさぁ帰ろうとした時ーーーーー。


「今野くん、仕事片付いたの?悪いんだけどこれやって欲しいんだけど」とどっさりと机の上に書類の束を置いた。


「今から、太田工業さんの接待なんだ!」嬉しそうに課長はそそくさと事務所を後にした。


「自分の仕事ぐらい自分でしろっつーの!」


私は、課長にムカつきながらパソコンに向かい処理を始めた。


「くっそー、アホ課長毎日毎日残業させて、過労死で死んだら呪ってやる!」


今日は昨日買ったばかりの乙女ゲーム『プラトニックラバーズ』純愛まさにエロがなくてもエロ差を感じさせるヒロインアンリが攻略対象の男どもを虜にしまくるゲームだ。


恋愛経験の無い私には攻略対象者を落としまくるのは難しい話なのだが、純愛ラブきゅんは憧れなのよね~、その上キャラデザが最高に良いの~

ヒロインは可愛い小動物系で癒しがあってーーーーー。

王子は男らしいイケメンで金髪碧眼で優しく行動力あって正義感のある、ザ・王子様。

そして悪役令嬢のアディル、そう私はパッケージの悪役令嬢のアディルの美しさにひかれてこのゲームを購入したんだわ!


「むっちゃ可愛いんだよね、アディルが。あーあ、アディルが王子を攻略出来れば良いのに、なんで男は小動物系の可愛い娘が好きなのかしら、どうせならナイスバディの美女の方がいいやん、アディルは青銀髪に金の瞳マジで綺麗だわ。」


私はさっさと終わらせようとパソコンに集中した。


その時、酷い頭痛に襲われた

「イタッ、イタタターーーーー」頭が割れそうな痛みに耐えながら朦朧し、意識が無くなったーーーーー。




暫くして私は目が覚めた。


「あー、びっくりする程の痛みだったわー。」


目に入って来たのは、会社の事務所じゃなくて、とても綺麗な部屋のふかふかのベットで眠って居たのだ!


「ここ何処?」

私は思わずがっばとおき上がった。

勢いよくおき上がったせいで頭痛がした。


「あイタタター」

思わず頭を押さえた。


「アディル様お目覚めになられましたか?」


ふっと、横から声が聞こえた。


「誰?」


私は頭を押さえながら声のする方を向いた!


「えっとーーーーー誰でしょうか?」


「お嬢様、私が分からないのでしょうか?」濃紺のドレスにシンプルなエプロンを付けた、オレンジの髪に黄緑の瞳をしたとんでもない色合わせの女性がワナワナとしていた。


「あぁ、旦那様にお知らせしないとーーーーー」


オレンジ頭の女性は私に「失礼します」と一礼して出ていった。


どういう事?

私は、会社の事務所でパソコンで入力していて急に頭痛がしてーーーーー。

なんでこんな、おフ◯ラスのベル◯◯ユのような部屋で眠っていたのか?


私は起き上がり、ベットから出てた。


「わぉ、凄いフリルのネグリジェーーーーー、絨毯もふかふか、」


「わーーーー、今思い出した。さっきの女性私の事お嬢様っていったわ」お嬢様ってどういう事?


「鏡!」部屋を見渡し鏡台に気がついた。

三面鏡を開くとそこにはーーーーー昨日買った『プラトニックラバーズ』の悪役令嬢アディルが写って居たのだった。


「嘘ぉぉぉぉーーーーー!」

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