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第60話 小さな村の食中毒

 ボツリヌス菌による食中毒の初期症状は悪心、嘔吐、めまい、頭痛など。症状が進むと神経障害が起こり、筋肉が麻痺すると呼吸筋も麻痺してしまい呼吸ができなくなって死んでしまう。致死率は非常に高い。


 着いた早々いきなり全員が消えたら不審だからモニカと私は広場でご飯を作ったりして暗くなるまで過ごし、夜になってから馬車の荷台で休むと見せかけて結界に戻ってウィルコ達と合流した。

 ウィルコの力で状況を確かめてもらったら門番の言っていた通り、幸いにも症状は軽かった。この村も食べるものが充分ではなく、少ししか行き渡らなかったということだろう。だからこそ古くなった食材も食べてしまったんだと思うけど。


 ボツリヌス菌は特に肉類を好んで増える性質があり、ヨーロッパではソーセージやハムが中毒の原因となることが多かった。

 ボツリヌス菌は嫌気性菌、つまり酸素のない状態で増える菌だから現代の地球でも厄介だ。ラップなどでしっかり包装すればするほど中毒の危険性を増大させてしまうのだから。

 ボツリヌス菌による食中毒を防ぐには、食べる直前に食品を加熱することが効果的とされているが、古くなる前に食べるのが1番だ。



 1. 「古くなった食材は捨てる」が躊躇なく出来るくらい豊かな世界にすること。


 2. ボツリヌス菌は難しいけど、漢方で治療できる病気は治せるように漢方の知識を広めて原料の栽培と調剤を広める。


 3.危険を防ぐ知識を徹底させる。手洗いなどの衛生面と、新鮮な原材料を充分に洗浄することや、食材の低温保存、食前には加熱すること、調理後の放置は厳禁。


「すぐに出来るのは3だね」

「1も実行するよう神託に含めよう。2は我々の準備が出来次第だな」

「そうね、実行するのは難しいだろうけど、知識として知っているのと知らないのでは全然違うもの」


 やる気になったウィルコによって定期的に神託が下されることとなった。


 魔法のある世界だったら「浄化!」とか言って綺麗になっちゃうんだろうけど、……魔法のある世界か…あの恐ろしい触手世界のことは忘れよう。

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『飼い主を召喚しました ⋃ ╹ᗊ╹ ⋃』


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