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第52話 ねぎらいメシ

 次々とチーズを生産する村を回ってエメンタールチーズ、グリュイエールチーズ、ブリーチーズ、モン・ドール、カマンベール、エダム、ロックフォール、パルミジャーノ・レッジャーノ、ゴルゴンゾーラ、マンチェゴ、ミモレット、リコッタ、モッツァレラ、ゴーダ、チェダーなどを仕入れた。


 さすがに今回は転移を使って回った。普段は情報収集や交流をしたいから馬車移動なんだけどね。どの村もエメン村と同じ事をして同じ反応を返されたので詳細は割愛する。


 今日は結界でひと休み。


 移動に次ぐ移動だったし、訪れた村で毎回同じデモンストレーション。ルイスとモニカとウィルコを労わりたい気持ちが過去最高です。


── とりあえず肉だな。


 あの2人をねぎらうなら肉だし、ウィルコはこの世界の物産で作った物なら喜んでくれるからね。

 肉料理の作りだめをしよう。アイテムボックスに入れておけば時間経過無しだから多めに作っても大丈夫。

 チーズinハンバーグ、唐揚げ…思いつくままに作ろうと思ったけど量を作るから結構大変だな。そうだシモンさんも呼ぼうかな。

 そういえば、まだチキン南蛮は作ったことなかったな。

 チーズinハンバーグと唐揚げの仕込みを終えた。大量に。ハンバーグは焼かずにアイテムボックスに入れた。食べる時の気分で焼き加減を決めたいしね。唐揚げとチキン南蛮は揚げ物だから一緒に揚げちゃおう。


 チキン南蛮用の鶏肉を準備しよう。大量にね…。まずは唐揚げを揚げるか。


……終わらんなあ。もう飽き飽きして動画を見ながら揚げてる。途中でスキップ出来ないCMが入るタイミングでひっくり返したりしてる。このタイミングはなかなか便利だな。業者かってくらい揚げた。


 次にチキン南蛮だ。先に南蛮だれを作っておこう。醤油、みりん、砂糖、酢、鷹の爪を合わせておく。


 タルタルソースも手作りが美味しいよね。卵を大量に茹でてる間に玉ねぎ、ピクルスをみじん切りにしておく。

 殻を剥いた茹で卵を潰して、みじん切りにした玉ねぎ、ピクルスを混ぜて、レモン汁と塩胡椒で味を整える。これは冷蔵庫に入れておこう。


 下処理して小麦粉をはたいた鶏肉を1枚ずつ溶き卵にくぐらせてから油で揚げて、熱いうちに南蛮だれをからめて、食べやすく切る。

 お皿に千切りキャベツを広げて、その上にチキンをのせたら、残った南蛮だれと手作りタルタルソースをかける。串切りのトマトも添えるよ。

 ご飯も炊いたし豚汁もたっぷり作った。みんなを呼ぼうと思ったらすでに背後で待ってた。


「ご飯にしようか」


 シモンさんも呼んだ。呼んでも急には無理かなって思ったけど、すぐに現れたから驚いた。


「ネギのタレで食う唐揚げも美味いけど、これはもっと美味いな」

「交互に出されたら永遠に食べ続けるわ」

 鶏が絶滅するから…。


「これも広めたいな」

「醤油が見つからないと無理かな」

 ウィルコが悲しそうだ。

「遠いけどあるのは分かってるから。普通の塩唐揚げは大丈夫だから」

「うん」


「そういえばカレンさん、ウィルコとの距離を1.2mよりも縮めても大丈夫そうですね」

 シモンさんがぶっ込んできた。

「前回より、さらに犯罪指数は下がっていますよ」



「えい!」

 見てやった。


【名前】ウィルコ

【種族】神

【性別】男

【年齢】700歳

【状態異常】なし

【職業】神

【体力】700000/700000

【能力】S -

【スキル】

  神の技

【犯罪歴】幼女の寝室への侵入罪

【犯罪指数】8%

【職業貢献度】12%

【当月の職業貢献度】137%


「犯罪指数が一桁になってる!」

「職業貢献度も高いな」


「……とりあえず半分までならいいよ」

 70cmはキープします!

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『飼い主を召喚しました ⋃ ╹ᗊ╹ ⋃』


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