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第163話 マーマレードでお肉料理

「砂糖が取れたらどうするんだ?」

「まずはジャム作りかな?」


 春だとまだリンゴが収穫できる地域もあるし苺もでてくる。地域によっては柑橘類もいろいろある。


「甘いジャムをそのままパンにつけて食べても美味しいけど、マーマレードなんかはお肉にも合うしね!」


 ルイス狼とモニカ狼の耳がピコン!と立ち上がった。


「なんだって?」

「どんなお肉に合うの?」

「マーマレードがお肉を柔らかくしてくれるんだよ。チキンも豚肉も美味しくなるよ」

「今日のご飯は決まりね!」

「楽しみだな!」


 今日の夕飯はお肉のマーマレード焼きに決まったのでインターネット通販で必要な材料を買った。


 手羽元は包丁で骨に沿って切れ込みを入れるとタレが絡みやすくなるよ。切り込みを入れたらフライパンで焼く。いい感じに焼き色がついたらマーマレードと醤油とおろしニンニクを合わせたタレを絡めながらさらに焼いて出来上がり。

 他のお肉でも美味しく出来るが今日は手羽元。手羽元は手掴みでワイルドに食べたい。



「次はスペアリブね!スペアリブは煮込むよ」


 熱したフライパンにスペアリブを並べて焼き色がついたら返して各面を焼く。焼けたら火を止めてペーパータオルで脂をふきとる。

 水を加えて再び火にかけ、灰汁や脂は取る。落とし蓋をして弱火で煮る。ここでも灰汁と脂が浮いたら取り除く。

 オレンジマーマレード、醤油、黒胡椒を加えたら再び落とし蓋をして時々返しながら煮る。いい感じに煮えたら落とし蓋を取って少し煮詰めて照りを出して完成。


 ルイス狼とモニカ狼の尻尾がブンブンで可愛い。


「じゃあ食べようか。どっちも一般的な家庭料理だよ、日本の食卓みたいだね」


 日本の食卓みたいに炊きたてご飯とサラダとお味噌汁と一緒に並べた。野菜不足を感じてキンピラの小鉢とひじき煮の小鉢も並べた。


「手羽元はニンニク入りでパンチが効いていて美味いな!」

「うん濃い味で美味しいね」

 ルイスとウィルコは手羽元がお気に入り。手掴みでモリモリ食べている。


「スペアリブも美味しいわよ。黒胡椒が大人っぽい味ね」

 モニカは違いの分かる大人だ。どっちも美味しいよね、煮込むと酸味が飛んでジャムの甘さがちょうど良いよね。


「明日からの砂糖を広める行商が楽しみね」

「この世界で美味い肉の食べ方が増えるな!」



 みんながやる気になった、南部への行商が楽しみだ。

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『飼い主を召喚しました ⋃ ╹ᗊ╹ ⋃』


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