表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の転職  作者: 夢追う小鳥
1/2

序章

序章


ふと、目が覚めた。

見えるのは白い天井だ。ところどころに雨漏れでできたシミがある。


今日は休みだ。起きる必要はない。でも、起きよう、そう思った。


僕の名前は小橋優人こばしゆうと。優しい人になってほしい、と名付けられた。

というの建前で、本当は別の理由で名付けられた。

まあ、それは今は置いておこう。

30過ぎのしがない会社員だ。成績はイマイチで、未だ主任にすらなれていない。

さて、シャワーを浴びてすっきりしたところで、何をするか考える。

ぼっちの半引きこもりだから、特に予定はない。


ちょっと考えてみたが、何も思い浮かばない。

そういう時は決まってすることがある。

僕は本棚の前に立ち、おもむろに一冊の本を手に取った。


「異世界転生」

僕のバイブルだ。

クズな主人公が、異世界に転生し、転生した世界で必死に生き抜く。

そんな物語だ。流行りの転生物の一つだ。


憧れる。僕もやり直したい。彼と同じようにゼロから。

もちろん、彼のように頑張れるとは限らない。きっと無理だろう。

それでも、今よりは素晴らしい人生を送れる気がする。


まあ、普通に考えればあり得ないことだ。もちろん可能性はゼロとは言わない。

普通じゃないことなんていくらでもあるのだから。

とはいえ、宝くじの一等が当たるよりもはるかに小さい確率だろう。


僕にできることは、環境を変えることくらいだろう。差し当たっては転職か。

環境を変えることで少しはやり直すことができるかもしれない。できないかもしれない。

転職しよう。そう決めた。

それはもう5年も前のことだった。


彼は生まれ変わることでゼロからやり直せた。僕がやり直すのは転職からだ。

やり直すといっても、何かが巻き戻るわけでもない。続きからだ。

やり直すという表現は、気の持ちようでしかない。でも、それでいい。

僕はやり直す。

入念な準備をして、転職する。

それが僕のやり直しだ。


そして5年が経った。


「よし、やるぞ!」


バイブルを数ページ読んで、やる気が出た。

まだ、何をやるかは決まっていないが、気持ちは高まった。


そっと僕は、バイブルを本棚に戻し、深呼吸をした。


とりあえず投稿してみました。

読んでくれてありがとうございます。


続きはある程度書いているのですが、投稿しようか迷っています。

読んでもらえるか自信がないのもありますが、

実話3割に抑えても読む人が読むとわかってしまいそうなので。


続きを投稿するかは少し様子を見てから決めようと思います。

申し訳ございませんが、ご理解ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ