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男が生まれない世界で今日もぼくは肉体を売る
僕はルックスが良く、スタイルも良い。
同年代よりも明らかに長く扇情的な脚
引き締まった胸とお腹
切れ長でありつつも優しさ、憂いを帯びた瞳
小さい顔、赤く艶やかな唇
細く長い指、きめの細かい肌
異性からの評価は他の追随を寄せつけない。それも一目見ただけで。
それを生かして何が悪い
自分の特技を金に変えてなにが悪い。
女性に体を売って何が悪い
だから僕は自分の肉体全てを金に変える。
集めても虚しいだけだと知りながら…
今日も僕は体を売る
笑顔を顔に貼り、
心にもない言葉を口に出し
媚、褒めへつらいながら