表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/39

第七話____遠ざかる出口

前回シグマが勝ち誇っていると 黒フードの男はシグマの考えを大きく上回ってきました


さて今回は どんな戦いが見れるのでしょう

シグマは来た道を引き返し必死に逃げた

男も追いかけてくるが先程までのスピードはない

木に潰されたせいだろう


「これなら俺のスピードでも逃げ切れる でも体力が持たねぇ」


シグマの体力は ほぼ限界だった

それに森を出るどころか どんどん奥に向かって走っていた


「何とかしてもう一度出口に近づかねぇと……」


策を練るため ひたすら記憶の引き出しを開け続けた


そしてシグマは ある事を思い出した

(そういえば俺が景色を見たくて作った梯子がこの辺の木に取り付けられているはずだ)


シグマはその木を探しながら男から逃げた


「あった!アレだ」


確かに梯子付きの木が目の前にある

シグマは走る勢いを緩めることなく、そのまま梯子に飛びつき、急いで上まで登った

登りきった時 男は既に真下にいた


梯子は枝に引っ掛けてあるだけなので もし男が登って来たとしても簡単に落とすことが出来る


しかし男は鎌で木を真っ二つにした

その木はシグマを乗せたまま勢いよく倒れた


(作戦成功!)

シグマは 心の中で大きくガッツポーズを決めていた


シグマは大量の木の葉をクッション代わりにした為大きな傷を負わずに済んだ


シグマの作戦というのは

木が森の出口に向かって倒れたことにより 男とシグマの位置が逆になったので 出口に向かって走ることが出来る


さらにシグマと男の間に大きな木が倒れ込んだため その木が邪魔をして男はシグマをすぐに追うことが出来ない よって森を抜け出せる!というものだった


「あの野郎 俺が木こりジョブの時に時間をかけて切った木を一撃で真っ二つにしやがった 自信なくすぜ てかそれなら木こりジョブとか要らなくねぇーか?」


文句を言いながら走っていると

シグマの眼前に再び光が差し込んだ

やっと出口だ 喜びで少し気を緩めた途端に後ろから風を切る音がした


シグマが振り返ると同時に太ももに勢いよく鎌が突き刺さった


太ももからは勢いよく血が吹き出し シグマはその場で転んでしまった

シグマの作戦は なぜか最後上手くいきませんね

次回最終回!?お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ