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第三話____目覚めとジョブ

何だか かなり適当設定な上に小学生でも もっといい展開考えれるだろというような謎展開 これからどうなるのでしょう(いろんな意味で)

目を覚ますと細い路地裏の冷たい壁にもたれかかって座っていた


「俺は何をしていたんだ……」


思い出せない。今は何時だ?日付は?

空を見上げると、暗い空に明るく光る満月が見えた


立ち上がろうとすると骨がミシミシと音を立て全身が痛む。見ると体は傷だらけ。しかし所々に絆創膏(ばんそうこう)が貼られていた。不器用に貼られた絆創膏には少しシワが寄っていた


「一体誰が……」


――ここで...何をしている


「はっ!そういえば……」


シグマは思い出した

自分が役場に向かっていたこと、細い路地裏で男達に襲われたこと、そして薄れる意識の中『声』が聞こえたこと。


その声は今まで自分に怒鳴りたてていた声とは全く違った。細くとても落ち着いたその声はきっと女性のものだ。


「女性の声……俺を襲った五人の男……!?」


シグマは急に心配になった

女性一人で、あの男達にかなうとは思えない

しかし、そんな心配をしたのも一瞬のことだった


自分の隣には女性が壁にもたれかかり眠っていた

赤色でサラサラとした長い髪 体は細身で身長は恐らく170ほどだろう その女性は全身 鎧に包まれ傷一つ付いていなかった


シグマは安心したせいか 急に眠くなった。

(あれ?俺の血がどこにもついていない)

男達に襲われたとき流した血が壁にも床にも付着していないことを不思議に思いながらも、そのまま眠りについた


――――――――――――――――――――――


路地裏に細い光が差し込んだ

その光がシグマの目を照らし、眩しさで目を覚ました。


昨晩の冷たい路地裏とは違い、少し熱いほどだった

体の痛みは完全には消えていないもののかなり楽になっている。


――あれ?

赤髪の女性が居ない

先に目覚めてどこかに行ったのだろう

礼を言うために赤髪の女性の帰りを待ったが、一時間待っても、帰ってくる様子はなかった


「こんな路地裏に帰ってくるわけねぇか」


諦めて再び役場に行くことにした

ここから役場までは200mもない

数分で役場の前についた


「確か引いて開けるんだったよな!このドア一生恨んでやるからなぁ!!」


恨みと怒りを込めながらドアを開けた

誰もいない静かな外とは違い中はまるで別世界なのではないかと疑うほど賑わっていた


この次元の人が集まる交流の場でもあるようだ

辺りをキョロキョロと見回しながら歩いていると『ジョブカウンター』という看板を見つけた


「あそこでジョブを手に入れるんだな」


さっそくジョブカウンターへと向かい話を聞くことにした


「おはようございます!この世界に来たばかりの方ですね!ジョブをお探しですか?」


「そうなんだけど、いまいちジョブについてよく分からねぇんだ ジョブってなんだ?」


カウンターの女性は丁寧に話し始めた


「ジョブというのは三次元でいうところの職業と同じものです ただ三次元の職業とは大きく異なる部分が多数あります」


シグマは三次元という言葉に疑問を持つ。


「あんた三次元のことを知っているのか?」


女性はニッコリと微笑みながら言った


「私も三次元から来た者ですから」


「そうなのか!他にも三次元から来た人はこの辺に沢山いたりするのか?」


「いえ、この世界にはいくつかの大きな大陸があります 現在私達がいるのはシドリーフという大陸です この大陸には あまり三次元の人は来ていませんのでシドリーフにおいて人間という種族は貴重なものなのです」


「そうなのか……」

(あの男ども貴重品を こんなにも傷だらけにしやがって)


「話は戻りますがジョブには大きくわけて二つの種類があります 生活ジョブと戦闘ジョブです ちなみに私のようにお店等を使ってお金を稼ぐ人は生活の商人というジョブに部類されます 商業はレベルが低くスキルを身につけていなくても安定した収入を得られるので イメージの割に人気のジョブです」


「へぇ〜やっぱ どの次元でもお金のために働くっていうのは変わんねぇーみたいだな」


「いえ、そんなことはありません 戦闘ジョブを持っている方は街や大陸の平和のためという方もいますし自身の権力のためなんて方もいらっしゃいます」


「色々あるんだな ところでジョブ一覧的なのはないのか?」


「こちらにございますよ!気になるものがあれば言ってください ひとつひとつ丁寧に説明いたしますので」


そう言って彼女はニコニコしながらジョブ一覧を取り出した


そのジョブ一覧は分厚い本のようになっていた




次回ついにジョブを手に入れ異次元ファンタジーっぽくなるのではないかと思っています

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