第二十五話____空腹大冒険
これからは しばらく平穏?な生活が続きます
堅苦しい戦いや展開を控え なるべく平和な生活を書いていこうと思います!一応戦いもあります!
ザクッザクッザクッ
斧で木を叩く音が森に響く
「久しぶりの感覚だな!片腕で切るのは時間がかかるけど頑張ってみるか」
木を一本切るだけで二,三時間かかった
気づけばもうお昼すぎ
「腹減った〜さっさと作業進めるか」
木を家に持ち帰ろうとした時 重大な事に気がついた
「片手じゃ運べねぇ……」
シグマは急いで木を切り分け
家と木の場所を何往復もし何時間も掛けて運び込んだ
空はもう赤色に変わっていた
「腹減ったけど今日は何も食えそうにないな……寝よ」
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シグマは朝から木の加工をしていた
ある程度 綺麗にした木を丸く切り
丸い木の棒をスベスベになるまで鑢で磨いた
「これで飯が食える!」
シグマは丸い棒を持って川へと走っていった
その川は十メートル以上も崖下にあり落ちると とても上がってこれそうにない ただし水は透き通っていて流れも緩やかだった
「あー!糸と餌がないと魚釣れないじゃん」
シグマは森の中で糸を探し始めた
数時間探し 糸を見つけたものの所詮は蜘蛛の糸 すぐに切れてしまう
「先に餌でも探すかな」
シグマは歩き続けた
しかしとても餌なんて見つかりそうになかった
気がつけば空は赤色 シグマは暗くなる前に家へと帰った
帰り次第シグマはベッドに飛び込んだ
「魚の餌より自分の餌を探さねぇとな」
約二日間 何も食べずに動いていたため 疲労がたまりすぐに眠ることが出来た
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シグマは朝早くから森の奥を目指していた
「この森めちゃくちゃ広いから探せば絶対何かあるはず」
約一時間ゆっくり歩いていると 明らかに雰囲気の違う場所を見つけた そこは木が多く夜のように暗かった
暗闇の奥で植物が ガサガサと音を立てている
「絶対何かあるな」
シグマは木の棒を強く握りしめ奥へと足を進めた
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