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統べる者の旅の行く末  作者: モルドレット
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プロローグ(上)

どうも初めまして、

小説初投稿なので、矛盾などあると思いますが、完結まで頑張って行きたいと思います。

 ここは名も無い小さな村。この小さな村は気候が良くて作物も育てやすい。ボク、ジンはここで育った。

だけどここでは、いつも同じ事の繰り返しだ。変わらない朝。変わらない人。変わらない光景。

今日は父さんと一緒に鹿を狩りに近くの森に行っていた。 

ボクは3か月ぶりの狩りだからわくわくしていた。

けれど今日という日に、僕はある人と出会い、運命が変わった。


「ジン、久しぶりの狩りだなぁ」


「そうだね。冬の間出来なかったしね」


「おいしい鹿が狩れるといいなぁ」


「ジンがいるから大丈夫だ。 なんてったって、ジンは家族の中で一番の弓の使い手だからな!」


「やだなぁ父さん。僕なんかまだまだだよ。」


「そう謙遜するな、お前の腕はスゴい。村一番だ。」


「ありがと、父さん。(でもいくら腕があってもこんなところじゃ・・・)」


「ん?なんか言ったかジン」


「ううん、なんでもないよ」


「そうか。お、ジン見ろ!獲物がいたぞ」


あ、本当にいる。 しかも二匹、両方ボクが狩ろう。


「一匹任せたぞ、ジン」


え、一匹だけ? つまらないなぁ、ボクに狩らせてほしいよ

でも、父さんも狩るの楽しみにしてたんだ仕方ないよね。


「・・・わかった、じゃあボクが右側のやつをやるから、父さんは左のをお願い」


「任せろ!」


父さん・・・いくら久しぶりの狩りだからといって大きい声をだすのはダメだよ


「・・・父さん、大きい声出さないでよ。 いくら距離があるからって、気づかれたらどうするのさ」


「す、すまんジン・・・」


「さっ、行くよ父さん」


「ジン、久しぶりの狩りだが大丈夫か?」


「大丈夫、いけるよ。」


(心配しなくても大丈夫なのに、まったく心配性だなぁ父さんは)


「なら、俺が合図を出したら鹿を射れ。いいな?」


ボクは頷いて、矢を番えた。 父さんは矢を口にくわえ、手を上げそして振り下ろした


(合図だ!)

ボクは右側の鹿に向かって矢を放った。 僕の矢は見事に鹿の頭を射抜いた。

けれど左側にいた鹿は逃げてしまい、


(父さん!何してるの!? 早く矢を撃ってよ!)


僕はそう思った。 すると、


「逃げた一匹は俺に任せなぁ! 久しぶりの狩りだ、逃がすわけがねえ」


そういった父さんはすばやく、口にくわえていた矢を弓にかけ、そして、斜め上に撃った。

そう、父さんは曲射を撃ったのだ。 そして見事に逃げた鹿の頭を射抜いた。


「ジン!すぐそこの川で血抜きをするぞ!」


父さんは自分が射抜いた鹿を川まで持って行って行き、ボクは鹿を背負いながら父さんを追いかけた。

そして、血抜きが終わり帰ってる途中ボクはその人に出会った。


「今日は二匹も狩れて運がいいなぁ」


「きっと父さんの普段の行いが良かったんだね・・・いつも母さんに怒られてばっかだけどね」


「それならお前のほうがって、おい何言ってんだよ」


「なーにもー?」


ボクは父さんをからかった。 父さんをからかうのはやっぱり楽しいな


「嘘言うな! 怒られてばかりって言っただろ! ちゃんと聞こえてたぞ!」


「父さん・・・空耳?もう歳なの?」


「何言ってやがる!俺はこう見えても47歳だぞ!まだまだお兄さんだ!」


「いやいや父さん、それはさすがに無理があるよ・・・」


「ぐっ、ジンよ。それはド直球すぎないか? 確かに歳かもしれないが、まだまだ現役だ!」


確かに父さんは今も現役だし、村の若い人たち相手に負けてない。

というか父さんはボクに弓がうまいと言ってたのに、さっきの曲射を見ると・・・ボクもまだまだだな


「そんなことより父さん、ほらあれを見てよ。あんなところに人が倒れ・・・ってえぇ!? 人が倒れてる!?」


「ん?あぁ、人が・・・って人!? ジン今すぐ村から人を呼んで来い!」


「わかった! あ、ついでにこの鹿持っていくね」


せっかく狩った鹿を置いていくなんて、僕にはできない!


「持っていけるなら持ってけ! だがなるべく急げ!」


「うん!・・・あ、これやっぱり重い・・・まあいいや」


倒れているお兄さんも死にかけではないから大丈夫だね


「おいおい、死んでんじゃねぇよな」


「父さん!」


「なんだ!」


「この鹿重いよ!」


「置いてけぇ」


「でも大丈夫!いける!」


あ、行く前に言うことが、

「あとお父さんその人死んでない(・・・・・)と思う!」


「なんでそんなことがわか_ 「ぐぅ~」って・・・・え?」


「それじゃあ、父さんボク行ってくるね!」


「ジン、とりあえず何か食べ物を・・・って行ってしまったか」


♢♢♢♢♢♢

「ジン、とりあえず何か食べ物を・・・って行ってしまったか」


(はぁ、まったくアイツは・・・けどまぁ、お前の息子らしいな、オラト

お前が死ぬ前にジンを預かったが・・・、元気にしてるよ。ジンの奴は。ただまぁ、最近つまらなそうにしてたからなぁ アイツに何か目的となるものがあればいいんだけど)


「おっといけね、おい大丈夫か!にいちゃん」


(お、ジンが来たか)


「ジン急げ!」


♢♢♢♢♢♢


「ジン急げ! とりあえず何か食べ物を」


「父さん大変!」


(ヤバいよ、まじヤバいよ。どうしよう)


「どうした!」

(くっ、こんな時になにが!)


「急いでたら、鹿の足が途中で千切れたんだよ!」

(怒られるかなぁ)


「どこが大変なんだよぉぉ!」


「持って帰るの大変だったからね!?・・・あ、はいこれ食べ物」


「大変って・・・お、おお、気が利くな。

おい、大丈夫か!とりあえず食べ物を持ってきたぞ」


すると倒れている青年がゆっくりと顔を上げ、

「あ、あなたは・・・?」


「・・・っ!気が付いたか!とりあえずそんなことは後だ!今はこれを食べろ!腹減ってるんだろ?」


「おお・・ありがたい・・・・」


「あ、そうだ父さん言い忘れてたけど」


「どうした、ジン」

(言い忘れ? あれ?今にいちゃんが食べてる奴って・・・なんか嫌な予感が)


「(むしゃむしゃ)」


「持ってきたヤツ、激辛リンゴなんだけど、そのまま食べさせて大丈夫なの?」


「・・なぁ、激辛リンゴって、あれを・・・・そのまま?」

(・・・・・・・・・まじでか!?)


「あ、父さん」


「こ、今度はなんだ?」

(まさか・・・)


「この人・・・気絶してるや」


(バタン)


「・・にいちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

どうでしょうか?会話が多かったんのですが、それはまあ思いつかなかったので

感想はなんでもいってください。

出来れば悪い点を言う場合は優しくお願いします。

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