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ブラックな彼ら

 「藤咲さん?」

 そう、1年生代表として出ていた彼女です。彼女が何故………。

 「このリストには、目を付けた人物の名前まで載せられちゃうのよね………」

 そうでないと載りませんから。知りませんが。

 「うおっ?!だ、誰ですか?!」

 「いきなり驚かれるのは心外かな」

 僕は言葉を失いかけました。見知らぬ女生徒が後ろから声をかけてきたのですから。

 「よっ!」

 「よっ!ですな」

 何でしょうか、この空間は。僕を嵌めて陥れるのですね。理解しかねません。………僕の意見ですよね。それは。

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