前へ目次 次へ 67/115 恍惚 電気を消してみます。消灯。 「…………おお!」 壁や天井が光っているのです。空柄の壁紙がナイスマッチな訳で、それはそれは壮大な眺めを魅せられます。 藤崎さんは感嘆としている事でしょう。僕は見慣れているのでなんですが。 「綺麗だね………」 「藤崎さんは何を求めているんですか」 どう考えようとも、言わせるつもりです。 「僕はクサイセリフは嫌いですが、藤崎さんはどうなんです?」 「嬉しいよ?」 夜の運動会に突入なんて事はないです。さして好きでもないですし。