前へ目次 次へ 63/115 ベッドの上 僕は寝転がっていました。天井のシミ…………ではなく、釘を数えてました。たった数本だけなんですけどね。 「入っていい?」 「俺には関係ない」 藤崎さんは口を押さえて入ってきた。 「風と共に去りぬのそれを知っているなんてさ……フフフッ、アメリカンなの?」 そうですね。日本では、明日は明日の風が吹くですから知らなくても当たり前です。何故、知っているのでしょうか? 「そういえば言ってなかったけど、アメリカで育ったんだ」 そうですか。