6/115
先輩
「俺は3年B組………違った。3年A組の神田明神繁だ。よろしーく」
しっかりと挨拶をして下さい!のばし棒が異様な語彙感覚を刷り込むので。
「知っているよな?この学校では名の知れた人物として、何ちゃらリストって云うのに載るくらいだしな!」
知っているなんて言ってませんよ!それよりもリストの方が気になりますよ、見せて欲しいくらいです。
「そうそう、これだよ。その何ちゃらリストってやつ」
先輩はバックすら持っていないというのにパソコンが出てきた。マジシャンか何かですか、先輩は。
「スイッチーオン!」
大袈裟ですよ先輩。
パソコンが立ち上がる。起動したパソコンは少しの暇を与えてくれていますが、僕はそんなモノ要りません!
パソコンの画面にアイコンが縦に二つ並んでいます。その内先輩は、上のアイコンを選びます。先輩は慣れた手つきで操作していきます。手慰みのようです。そして見せてもらったモノは驚愕!