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スレンダー藤崎

 「何の話をしていたの?」

 藤崎さんが話に入ってきました。

 「唐突でゴメンだけど、何カップ?」

 「えー、知りたい?」

 (あいつ、Aも無いぞ?)

 山くん、死にますよ?後ろの影が目に入っていないご様子で。山くん、危ない!避けて!

 「それじゃあね!」

 手を振って教室を出ていく藤崎さん。捨て台詞にそれはイカンですよ。引きずられる山くんは楽しんで来てください。頬や瞼を腫らして、皮膚という皮膚から血を流してください。

 いい奴だったよ………。

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