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設立

 「部活作ろうぜ!」

 山くんは迫ってきました。僕は知っていました。あの日、堅物先輩と中子先輩が、あの部活の不正な資金の利用を取り締まった事で部活は廃部。それで、帰宅部になってしまった山くん他は、入部難になっていた。

 「僕が帰宅部だからですか?」

 「………いや、俺は一緒だと楽しいかなぁと思ったんだよ」

 そうですか。

 「だからな、俺は部活名を決めて欲しいんだ」

 絶対にいやですね。僕は断るのは好きじゃないので、曲がっていなければ受けてあげます。

 「なら、権限を全て僕にくれますか?」

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