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山くん叱られるってよ

 「失礼しました」

 僕は大きな声で言います。山くん、さよなら。

 「ふぅ………」

 僕と山くんを間違えたようです。どこのドラマですか?まったく。僕は皆に溶け込んで楽がしたいんですよ。そんな人がヘマしませんよ。

 「お前なぁ………分かっているのか?」

 「はい……」

 ここからでも説教が聞こえるんですね。それでは………教室に戻りますか。僕は身を翻して、帰って行きます。

 「こらぁ!山ぁーっ!寝るなーっ!」

 あの先生は本当に熱く、若いですね。

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