サングラス黒山
第3都にある空港で諮問次元は南 静香と出会い。東京JEH支部に向かう
空港での南 静香との出会いにより彼女の車で諮問と南は第10都にある東京JEH支部に向かっていた。
「突然すみませんでした。諮問さんが空港に来ることを聞いたので待っていたのですが、顔の特徴だけしか聞いてなくて資料を持ってくるの忘れてしまったのでつい何人の人に声をかけてしまいした。」
と南は少し苦笑いしながら言うと、諮問は「いや、別にいいんだけど。どうして向かいに?」と南に質問すると、南は「ああ、上司に言われまして、もしかしたら初めての土地で迷うかもしれないから向かいに行って来い。と」と言うと諮問は「まあ、助かったよ。俺も東京JEHは初めてだし、しかも地図でも確認したんだけど結構都ごとに距離があるから」というと南は「そうですね。」と受け応えすると。
南は諮問に「諮問さんは、もとは福岡JEHの高校機関を卒業してるみたいですけど、どうしてこの仕事に就いたんですか?」と聞くと諮問は少し言葉を詰まらすかのように「まあ、、そのあれだよ最近の特別資源警察も事実上実力不足で人手もあまり確保できていないから俺も少しはこの組織の中で実力をあげていずれは引っ張っていけるようになりたいんだ。」と答えると。南は諮問の顔を見て「諮問さんって面白い方ですね」と少し笑いながら言うと、諮問は口を閉ざした。
南は察したのか「ああ、すみません、別に悪い意味では無いですよ。ただそのような事言う人って意外に居るんだなあって少し驚いただけです。私も特別資源警察に就いたのも諮問さんとほとんど同じなんですよ」というと諮問は「別に気にしてないよ」と言った。
車で約1時間ほどかけてやっと第10都の地域に入り、東京JEH支部と書かれたごく普通の2階立ての建物が見えその前に車を止めると諮問と南は車から降りると「さあ、つきましたよ。ここが特別資源警察東京JEH支部です。」と言うと
「ここか。よし」と諮問はすぐに中に扉を開けると。まるで普通のオフィスで机が3つあり一番奥の机には机に足を乗っけて椅子に深く座っている黒いサングラスをした男性が諮問を待っていたかのように構えていた。
「おう、来たか。ようこそ東京JEH支部へ、俺はお前の上司にあたる。黒山鋼心だ。」と威圧のある言動で諮問に言った。諮問は少し驚きながらも「しっしもん・・諮問次元です。本日付けで東京JEH支部に配属になりました。よろしくお願い致します」とあいさつすると。後ろから南が「もう、部長!そんな威圧的で言ってどうするんですか!諮問さん少し驚いてますよ!」と南は「もうっ」と言うと黒山はいやいやすまない。どうも癖でね。と言うと諮問はまだ少し動揺していたが、黒山はそんな諮問を見て
「諮問次元だな。よし次元さっそくで悪いが仕事に入ってくれるか。静香も一緒に入ってくれ」といきなりの言葉に二人は返事をして、黒山は席を立つと。二人を近くまで来させて「実は先日の事なんだが第11都にて女子高校生の生徒が行方不明になっている。南は知ってるな?」と黒山は南に問うと
「はい、たしか東京北源資源高校に入学予定のはずだった生徒ですよね。」というと
「ああ、それでその行方不明になった生徒なんだが、もしかしたら1年前から続いている連続生徒行方不明と関係していると考えられる。」というと。諮問は「それって全国で起きている事件ですよね。あれはJEH機関のない地区での連続行方不明事件だったはず。」というと黒山は
「ああ、それがその行方不明にあった少女の持ち物が見つかった近くから犯人のもの思われる金属片が見つかった。これは連続行方不明事件でのうち何件かにも同じ金属片が落ちていた。まあこれは可能性にすぎないが8割はそうだろう」というと。諮問は「内容はわかりました。それで俺たちは何をすればいいんですか。」と問うと。黒山は一枚の写真を出して「この男を見張ってくれ」といった。諮問は誰かわからない様子だったが南は「この人って・・」というと黒山は
「そうだ東京JEH国家機関所属の第13都隊長 葉山巽だ」というと。二人はしばらく黙った。