崩れ始める日常その5
説明会になりました…。orz…
「部長いったいアンタどんな脅したんですか?」
俺は目の前の男子一人で女子3人という状況を見てこのバカ先輩が脅したのかと思った。
「失敬な。脅してなどいないさ。と言うよりかもそちらの御嬢さん方はお前のこと目当てみたいだが?」
そう言われてみれば女子三人はこちらを見ながら目を輝かせている。
「はぁ。俺がここに居るって流したの、部長ですね?」
俺はそう結論ずけ、部長にカマかけてみた。
「うっ」
文字どうり青い顔になりだした部長を人睨みし、体験入部してきた4人に向き直り、一つ聞いてみる事にした。
「お前さんたちはなぜスポーツチャンバラ部があるのに、この部に来たんだい?」
俺はそれぞれに聞いてみたすると
「俺はあの部にいる、クラスメイトがうざいから。」
そう黒髪の細いが確かな覇気を持つ男子が答えた。
「私はただの好奇心で…」
少年の隣に座る茶髪で髪型がショートのスポーツ系の女子が答える。
「内はただ切崎先輩が見てみてみたくて。」
茶髪の隣に座る黒髪を後ろで縛った少女が答えた。
「私は…」
最後の女子を見ると、真っ白の髪を持った少女だった。
「私は同じ髪を持った先輩がいると聞いて…それで…」
あぁ。と俺は心の中で納得していた。この少女は俺と同じように白髪、もと言い恐らくこの少女はアルビノなのだろう。だから同じ問題を持ている俺が居る部活なら不自由しないだろうと思ったのだろう。少女は顔を顰めながら、続きを言おうとしていた。
「無理して言わないでいいぞ。」
俺はそう言って少女の言葉を遮った。そして改めて目の前にいる全員に向き直ると。
「とりあえずここ、チャンバラ部とスポチャン部は試合前に競って試合出場権を奪い合う。そしてこの部は昨年度から方針を変え積極的に試合に臨むことになった。そのめ、この部は手加減しなくなり、ひとたび竹刀を持てば剣道部を打ちのめし、スポチャンの試合剣を持てばスポチャン部を超える。だからそこの男子が言ったウザいクラスメイトを努力することにより、打ちのめす事ができる。」
俺はちらりと黒髪の男子を見て素早く目線を戻すと、
「まぁそのためにお前さんたちの実力を測らないといけない。だからこれから俺と戦ってもらう。」
俺はそう言って会議室の出口へと向かった。
「ついてこい」
俺は四人にそう告げ、会議室から出た。