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崩れ始める日常その一
紅宮宅リビング
「「いただきます」」
俺と鈴花は紅宮母・・・紅宮玲子が作った朝食を食べ始めた。
「どぉ?オイシイ?」
と玲子さんが今日も美味しいか聞いてくる。(今回のことも日常茶飯事なので、玲子さんは特に慌てない。)
「オイシイデスネ。」
無論馴れているため、愛想良く微笑みながら返答するなどという、ちぐはぐな返答をしてしまう。
「良かったぁ。また明日も作るわ♪」
はぁ・・・また明日も拉致られるのか・・・。
そんなことを考えながら、朝食を片づけていく。するとまた何時もどうり、
「スマナイナ、楔君。」
と言う紅宮父・・・紅宮 達郎。
「イエイエ。親の居ない僕を色々と助けていただいているのに、そんな迷惑だなんて滅相もありませんよ。」
とまた何時もどうりに返す。
「そうかい。」
とまた今日も返してくれる。
ちなみに俺は両親と記憶喪失した日に、死別している。そんな俺の面倒を見てくれているのがこの夫妻である。
そんな事が有ったが故に俺は、隣の自宅に住みながらお世話になっている。
すいませんが、PSPではこの文字数が限界なので次のページに移ります。すいません。