表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

神界その1

??? ?月?日 ?:??


「ここは?」

目を開いた俺の周りに広がっていたのは……

「何もねぇな…」

そう、なにも広がっていなかった。周りに広がっていたのはただただ白い世界だった。

(ここまで何もないとなんか落ち着くな。)

俺は白い世界でゆっくりと深呼吸した。うんここどこかなw。

なんか起きた行き成り真っ白とか笑う以外何があるのww。てかマジここどこだよ。えっ何?キャラが少し崩れた?ほっとけw。

「……落ち着くかい?切崎 広人君。」

「!誰だ!!」

俺は勢い良く後ろを振り返る。

そこに立ってていたのは……白いTシャツにジーンズ。それに灰色に金の装飾が施された上着を着た、長い髪をした金の紙を持った、同い年ぐらいの美少女だった。

「わたし?」

彼女は顎に人差し指を当てながら首をかしげながら考え始めた。

「うーん……あぁ、神様だったねぇ」

「……」

俺は痛いものを見る目でそいつを眺める。やべちょっと引いちゃった。

「な、なによその残念そうな人を見る目ぇ……」

「いやだってなぁ…残念だろ。自分の事いきなり神様とか、その辺の厨ニ病にもいないぞ…。」

俺はじりじりと、後ろに下がりながら答えた。

「むー…なにさぁ…」

そいつは頬を膨らませると、じりじりと寄ってくる。

「おい、こっち来るな痛いの。」

俺はさらに後ろに下がる。

「うー…下がんないでよ…」

また寄ってくる。

「来るな」

俺は今度は後ろに飛んだ。

「…」

飛んできた。

「…走るか。」

俺は後ろに向けて走り出した。

「まてーーーー!!」

走って追ってきた。

「…」

俺は無言で走り抜ける。

「待てーーー」

「…」

「まってぇーーー」

「…」

「…〈待て〉」

ガク…

(なに!体が動かないだと!?)

まるで少女の【言葉】に反応したように止まった。

(この感覚…何処かで……)

「やっと止まった~」

少女が俺の前に飛んで来た(・・・・・)。

「おい…」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ