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覇者召喚  作者: 灰色兎
2/6

story1…召喚


「…我は汝の主なり、我に背くことあらじ」


どこかの地下室、部屋は長方形に広く、天井がやけに高い。

辺りは暗く、灯りは部屋の壁に下がっている蝋燭のみ。


「我、代償を汝に与える、王族の血、捧げ賜る」


部屋の中心には大きな魔法陣が描かれていた。

その魔法陣の中心には少女が1人、至る所から血を流し倒れている。


「汝、我が血の契約の元、姿を現すべし」


魔法陣から数歩ほど離れたところに、両手を前につきだし黒いローブを着、フードを深く被った男。

先ほどから呪文を唱えているのは、どうやら彼のようだ。

その隣には背の低い小太りな黒いローブを着た男。彼はただただ傍観しているだけだ。

この2人の男の後ろには、同じく黒いローブを着た者達が立っている。


魔法陣が光り出す。中心に倒れている少女はその光に包まれる。


「我、女神の名において命ずる。我が契約の元、出でよ!世界を統べる覇者よ!」


その呪文の言葉に呼応し、魔法陣から光が塔のように縦に伸びた。

あるはずもない風が吹き荒れる。

小太りの男はにやにやとその様を眺める。

顔を隠した男も、わずかに見える口元が笑っている。


光が徐々に収まっていく。

黒いローブを着た彼等は、ようやく目の前が見えるようになった。


魔法陣の中心には人影が2つ在った。


一つは、倒れている少女。

もう一つは床に座り、じーっとを睨みつけている男。


「コイツが…覇者…」


小太りの男が呟いた。







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