ションジャロダイエット
「おしっこぉぉ!」
俺のおしっこを求めて同じような顔の女たちが俺を追いかけてくる。
俺は特別な体質で、俺のおしっこは『ションジャロ』と呼ばれるダイエット薬になる。
変な体質に生まれちまったもんだ。
「うんちだからおしっこ出ない!」
「うんちの時はおしっこも出るでしょお!!」
分からない女たちだ。
痩せるためとはいえ、おじさんのおしっこを飲んだり腹に注射したいかね?
胡散臭いビジネスインフルエンサーや美容インフルエンサーに紹介されてから女たちは俺がおしっこするのを待ってやがる。
「あんたらそんなに太ってないよ!」
「美しくなりたいの!」
50キロも無いだろお前ら。
トイレの扉を閉めてうんこをひり出す俺。
叩かれるトイレの扉。
上の隙間からも下の隙間からも覗いてきやがる。
「ションジャロ!ションジャロ!ションジャロよ・こ・せ!」
「うんこだっつの!」
ケツを拭いて手を洗っていると女たちが先ほどまで俺がいた個室に……あっ!流すの忘れた!まさか!?
…
…
真ん中分けヘアーで面長の茄子の擬人化みたいな顔の男がSNSサイトの動画で
『ウンジャロであなたもビューティーを手に入れよう』
とか言ってる。
胡散臭い男が臭いものを売っている。
そして女たちがそれを腹に射つ。
美ってのはなんだろうねぇ?
少なからず人の体内にあったものを自分の体内に戻す女は俺は嫌だなw




