第四章 ――狂戦士(バーサーカー)舞う―― ⑭
鍔迫り合いへと発展した真白と沢村。至近距離で繰り広げられる攻防戦に、生唾をゴクリと飲み込む圭介。それは『大人と子供』否――そんな表現すら生ぬるいその光景は、もはやダンプカーとミニバイクが衝突したかの様な圧倒的不利な光景だった。しかし、真白は表情を一切変えず巨大な剣を華奢な右腕一本で防いでいる。
沢村は満面の笑みを浮かべた――
「我が渾身の一撃をこんなにも軽々しく防がれたのは初めてだ。面白い……面白いぞ白の狂戦士!」
互いに一歩も譲らないまま膠着状態になりかけたその時、真白が圭介の方を振り向いた。
「マスター、命令を」
「え……」
その言葉で我に返った圭介は気付いた。真白は動けないのではなく、自分の指令が無ければ動く事が出来ないのだと――
そうだ……。真白の能力がどれだけ凄くても、俺がこのスペックを使いこなさなければ何の意味も無いんだ……。
――真白、いくぞ。
――了解しました。
圭介の命令を受けた真白は、レーヴァテインを握る右手に力を込めた。
激しく散る火花――真白がレーヴァテインに押し付けられた巨大な剣をはねのけた瞬間、沢村の巨体は後方へ弾き飛ばされた。
「むぅ……」
すぐさま体制を整えた沢村は巨大な剣をビュンと振り、満足げな表情を浮かべる。
「いやはや……本当に素晴らしい力だ。これならば、我も全力を出せるというもの……」
巨大な剣を真白に向ける沢村。すると、刃身部分からC粒子が溢れ出てきた。
「フフフ……。まさか序盤からデストロイドのレベルを引き上げる事になろうとは、思ってもみなかったぞ」
粒子に包み込まれた巨大な剣、デストロイドは更に一回り大きさを増した。
「え……。あの剣、デカくなってないか!?」
「どうやら変形型兵器の様です」
「白の狂戦士よ……いざ尋常に勝負!」
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