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ブレーン×ワールド  作者: ミルシティ
19/88

第一章『未知との遭遇?』 ⑯

「あぁ。我々はまだカラーズには帰還しない。正確には帰還『出来ない』のだがな」

「帰れない……って。あ、そういえばさっき事故に遭ったって言ってたよな」

「その通りだ。地球に降り立つ際、正体不明の物体が我々の『高時空空間移動船』、すなわち宇宙船に衝突したんだ。その時、間一髪ライフセーバーカプセルで脱出出来たものの、宇宙船は大気圏で燃え尽きてしまってな」

「そっか……じゃあ当分の間はまだ地球に?」

「あぁ、世話になるぞ」

「うん……って、また鳩の姿に戻るのか?」

「何を言っている。身体のダメージは完全回復したのだ、もう擬態する理由は無い」

「じゃあ、どこに行くんだ?」

「愚問だな。『ここ』に決まっているじゃないか」

「ここって……俺の家?」

「それ以外にあるのか?」

「いや……まぁ…………」

 圭介は一瞬考えて、「……って、ハァ!? 世話になるって俺の家でぇ!?」

「何か問題でも?」

「あるよ! 大問題だよ! ありすぎて血の気が引くよ!」

「案ずるな。両親の記憶を操作し、我々が親類だという設定を埋め込む。それで一件落着だ」

 圭介は手筒を打ち、

「そっかぁ……じゃねー!」

「別にいいじゃ~ん。この家には沢山余ってる部屋が沢山あるしね~。ボク二階の一番奥がいいな。景色が綺麗だし」

「そのお部屋は私も目をつけてましたのよ。議論の場を設けて公平に決めましょう」

「真白はけーすけのお部屋で一緒に寝る~♪」

「ちょっと待て。もはや住む気満々のガールズトークを楽しく展開するのはやめろ!」

「大丈夫だ。私に任せておけば何も心配する事はない。圭介、すまないがとりあえず食事を出してくれないか? 我々は朝から何もエネルギーを摂取していないのでな」


 次から次へとワガママ三昧の4人に対して完全に呆れかえった圭介は、ここ最近で一番大きな溜め息を吐き出した。


「……わかったよ。何が食べたい? 今は冷食ぐらいしかないけど」

「うむ、どんなものでも構わないぞ」


「ブレーンワールド」の更新ペースは、新作執筆中のため今のところ分かりません。随時チェックしていただければ幸いです。

ご意見、ご感想など遠慮なくお願いします。ブックマークや評価などしてもらえると喜びます。


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https://twitter.com/millcity2020

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