鳥と少年
書き下ろしです
確かに
生きていた
証拠を
見つけた
1人の少女が言う。
「誰かいます」
「え、誰かってだれなの?」
とその子の姉。
「可愛い子です」
「可愛い子?」
「違います!そこは、「え、誰なの」っと言ってくれないとぉ〜。もう一回いきます」
「はいはい」
もう一度やり直し。
「誰かいます」
「え、誰かって誰なの?」
「これは・・・、懐かしい可愛い子の匂いです」
さっきと言葉が変わった。
「え、匂い?」
「ダメです!「え、誰なの」って言ってくれないと!お姉ちゃん、やる気ありますか?」
「さっきと言葉が変わってたじゃない」
「もういいです!私・・・、行って来ます!!」
少女、逃走。
「あ、かなちゃん!待ちなさい!」
「お姉ちゃんも〜!知りたかったら、ついてきてくださぁ〜い!!」
「もう」
チョッとした森の中。
少しひんやりしていて、猛暑を忘れさせてくれる涼しさだ。
「どこに居るんですか〜?可愛い匂いの方〜」
暫くして、
草原にでた少女、泰の前を風と鳥とが通って行った。
「うわぁ!!」
泰は驚き、尻餅をついた。
泰の目に映ったもの・・・
それは・・・
歳の差変わりない少年が、鳥が飛んでいく方を見つめているとこ。
鳥がその方向へ、飛んでいくとこ。
「不思議な・・・少年です・・・」
少年は泰に築くと、
「君は・・・、確かに生きているよ。だから・・・」
「え・・・?わぁ!」
泰の前をまた、風と鳥とが通って行く。
泰は目をつぶってしまった。
目を開くと・・・
その少年は、居なかった。
「不思議な・・・方です・・・」
遠くから、泰を呼ぶ姉の声がした。
「また合いたいです・・・」
この物語の続きは、今のとこ、予定してません。
「出来たらかけるといいですよね〜」
と思った方。
ありがとうござます!<m(__)m>