それから
それからホントに一ヶ月間ありとあらゆる厄災が起こり一皮むけたと言っても過言ではない
色んな人が特殊能力に近いものが発現しだした
ニュースによると他の世界に合わせる動きが働いてるようだ
復旧工事も意味を成さず備蓄用の物資が滞った頃異世界人が政府と公式に対談をした
非常事態には都合のいいことに物資の提供を持ちかけてきて他の世界の奴らもこの世界で住みたいという
この世界の変化の完了により我々の世界も統合されるとかいっていた
その完了までに大きな特大の天災がきて他の世界がぶっ壊れるらしくそれは異世界人も防ぎきれなく全ての世界で莫大な被害があるらしいがこの世界ではどうにかなる程度らしいので一時的にその一撃の2日前ぐらいから仮施設を作る場所を用意してほしいらしい
そしてそのビックインパクトの当日ホール地方の巨大無人地帯と川端区、樋口区、森区などを目一杯使い異世界人を収容し巨大な地震と光を耐えた
地震よりもっと凄い何かにより気を失った
朝起きたら辺り一面が異世界のものとこの世界のもので溢れていた
これが世界の統合か
そして不思議と眠りは起きてを繰り返し我々の世界は見事異世界人に乗っ取られた
乗っ取られたというより復興と自分たちの世界の再構築を同時進行した結果彼らの世界色が強くなってしまった
まあ法律とかは全てこちら主体だが余裕で日本人を全員眠らせたかのように変えることもできる
「復興してもらったから怒ってるわけではないけど力のあるもののやり方は豪快だね」
能登がまともなこと言ったもんだからみんな頭打ったんじゃないか疑ってる
一ヶ月会わなきゃ人って変わるのか?
名護成がぼそっと言ったら能登がすごい顔をした
優等生も言うものだ
それからしばらくは音沙汰なく
そして3月
一部の能力関連の法も出来上がり社会でも使えるようになり文明はほんの数ヶ月で急増に発達した
もちろんそうなれば能力犯罪も増えて秩序の見直しが叫ばれた
「それじゃ全く意味ないじゃん法律作ったのにさ」
ちなみにだが高校は地震で殆ど使い物にならなくなってしまったので異世界人(公式名称としてファント)が全寮制の巨大学園を国立として4つ設置したためそちらにはいることにした
残ってる区での公立は4つしかなくなり多くの生徒が私立に流れた
天災と世界統合の影響により地球全体として40倍面積が大きくなりファントがいくらか入ってきたといっても相当土地が余るし未開の土地もできている
惑星も増え土星、金星、海王星あたりはファントの星となり実質的に様々な種類がいるがファントにより元世界は侵略されてるといってもおかしく無い
4月
「箒、佐々木さん、名護成、矢幡と吉良ちゃんとは結局同じだね運命かなあー」
「誠君の名前がないぞー」
「忘れてたよごめん」
絶対わざとだろ
「こんなでかい高校だと知り合いも会えないかもよ」
「箒君て能力どうなったの?すっごい気になってるんだけど」
「僕も気になるな」
名護成が興味持つとは以外
「人に興味とか持つんだー」
みんな同じ反応で少し困ってる名護成
「まあ使い所に困るかなはは」
「多分、クラス紹介とかあるからさそれ終わったら東棟の17階の室内庭園の噴水広場で待ってるよ」
下調べが厳つい
登校し担任紹介やら集会が終わりクラスでの紹介が始まる
運良く在原と同じクラスだったのでボッチは避けられた
「太宰区から来ました天野由です、能力は発火と再生です」
!!!???
女の子なのに発火かやるな
再生はすげえてか説明するスタイルなんね
「芥川区の在原誠です、能力は流水を出せます」
!!!??
その後も能力二つ持ちがちらほらと続き立川という中性的なやつに限っては3つも持ってらっしゃる
自己紹介で能力紹介もし出してから属性分けという本日の今さっきに出た情報を思い出す
能力の発現は世界によって異なるので能登が言っていたのはあくまで能登がいた世界の決まり方の一般でありこの世界ではかなり異なるが、ただ能力の発現時期予想はどこ世界でも同じで特殊な白紙を用いて行われだいたいあってる
もっと詳しく言うと誰にも眠ってるのだが旧状態の我々の世界では特に必要としなかったというのが正しいらしい
他の世界では化け物みたいなもんも当たり前のごとく存在するし偶々平和なこの世だったわけ
能力には10のエリアがありこのエリア内から最低2つが選ばれる
基本選ばれないのもあるしエリアの重複もある
自然
原始
神域
表層
内界
特殊
文明
虚世
無域
論回
ところどころ意味のわからない属性もあったが端折った自己紹介の謎能力もだいたい説明がつく
どうやら2領域から合成されて一つてのが一つの人ぽい
そして基準スタンダードが上がったせいで空を飛ぶとまではいかないが身体能力も上がっきがする
どうやらファントもこれに則っている
さあ自己紹介をどうにかして乗り切らなければ
うん?アレは
さて次だ
「芥川区から来ました伏墓箒です。能力は
言うところでなぜか不思議な感覚が
言って筈なのに言ってないような感覚が
そして諸々が終わったので噴水広場まで走った
名護成が笑顔でお出迎えしてくれた
さっきクラス前にいたのと不思議な感覚がつながる
「トースターの爆発、ロッカー手榴弾、能登の説明ミスなんからさっきの不思議な奴は全部お前がやったんだろ」
「やったわけではないさ」
「いやあどこで繋がった?」
今日はやたら冴えてるからかな
「トースターの動機は好奇心かなんかだろ?さっきのは自分が最初に聞きたいからだろ」
「分かってるなら説明が省ける」
在原と廊下を歩きながら当然のごとく何でわかったのか聞かれた
「本当に今日は冴えてたと思うしあいつのミスが無かったら一生わかんなかったと思うぐらい」
「ミスって?」
「あいつが話しかけてくることそれ自体が珍しいとか不吉というかきっかけかな」
「ちょっとよくわからないんすけど」
「だから彼の目的は能力を一番最初に聞きたいだけだて事」
「??」
首を傾げられても
「あーつまりね最初の能登に白紙を貰って緑だったて言ったじゃん、緑は属性が特殊に属するらしいて事を何故か知っていて彼はそれが気になってるどうせなら一番最初に聞きたいなーてそんだけ」
「大きな事やるんだね」
「そのせいでさっき言った能力と実際とは違うんだよ」
「あーなるほどで何なのその能力とは」
「法とする」