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俺は非凡な学生だ ~ラッキー7~

時間が空いたため、前回のあらすじ

秀冶「先手必勝!」

ノイリス「何がですかっ!?」

秀冶「つまり、とうとう俺の時代がきたわけだ…。」

ノイリス「…その根拠は?」

秀冶「俺がチートキャラになれたからだっ!」

ノイリス「虎の威を借る狐ですけどね。」

「…え?今何て言った?」

昨日の疲れがうそのように取れ、気分良く起きた俺だが目の前にいる妖精…ノイリスによって驚きの宣告をされた。


「…いや、だめだ。」

「そこを何とかお願いします!」

朝から面倒事に巻き込みやがって。ああ、面倒くさい。何が面倒くさいかというと…


「お願いします!学校に連れて行ってください!」

「駄目だ。」

朝から、これの繰り返しだ。ったく、ばれたらこっちが大変なんだぞ!


「…ぶぅ。」

こいつ…何ふてくされているんだよ…。今、ふと腐れ縁を思い出してしまった俺がいるじゃないか!


「…はあ。分かりました。諦めます。」

「素直でよろしい。」

もっと早く決めておくれよ。学校に遅刻するんじゃねえか!え?だったら無視をしてさっさと学校へ行けばよかったんじゃあないかって?


「じゃあ、この束縛を解いてください。」

魔法の類かどうかは知らないが、動きを封じられていたのだ。強いものが弱い者に対して武力を振るってはいけないって親から教えてもらわなかったのか?


「…その前に私を納得させてからにしてください。」

「…つまり、理由を言えと言いたいのか?」

「はい。」

「ったく。何で一人で行かないんだよ…。」

「先に私の質問に答えてください。今のが理由でしたら、私は納得しません。」

何だ?この頑固妖精は!?今のが理由じゃあ無いけれどもウザい。


「お前の身も心配しているんだぞ?もし、おまえの存在がばれたら学校中で騒ぎになり、下手をすればもう同種族のやつらにも会えなくなってしまうぞ?」

「何だ、そんなことですか。」

「そんなことって…」

「いや、私人間にばれないように姿を消せるのですよ?」

「…先に行ってくれ。そんなところ一度も見たことが無いからてっきり。」

「説明しましょうか?その理由。ここに来たばかりの時は「地力」が残りわずかで、その状態が保てなかったから。会話中に姿を消す必要はなかったので。」

まあ、当たり前だから説明しなくてもよかったのだが、勝手に話し出した。


「じゃあ、それを見せてくれよ。信じないわけじゃあないが、確認で。」

「…はあ、よろしいですが…。」

まあ、それで許してくれるならやりますが、エネルギーを無駄に消費したくは無いのでできればやりたくないです。とでも言いたげな顔をしつつ、目を閉じて何かをつぶやきだした。実際に呟いている時の声は聞こえず、口元もそうは見えなかったが、雰囲気がそのように見せていたのかもしれない。うなずいてから5秒ほどで、完全に透明化して、向こう側がしっかり見える…ノイリスが見えない状態になった。


「そんなのありか…」

「妖精にとっては当たり前です。人間や獣から姿を消したりしていないと、捕まえてしまわれると聞いていましたので。」

今まで体験のしたことが無い…ましてや、聞いたことが無い事柄に対して疑ってしまうのは人間として仕方がないと思う。そんなわけで、現在学校に向かっているのだが…


「くそっ!遅刻する~!」

「遅刻をすると、何が起こるのですか?謝ればよいかと思うのですが…」

こいつ…なんて軽い奴なんだ…。

「遅刻をすると罰則として反省文を2枚書かされるんだ。初めのうちは少ないが、その反省文をしっかり書けていないと枚数が3枚に増え…つまり、再提出回数分だけ枚数が増えるんだ。更に何回か再提出を繰り返すと、親に連絡をし、職員が帰宅するまで学校で書かされ、もし不登校になれば、自宅訪問、最悪の場合、それで退学になる。」

もちろん、200文字づめである。普通は再提出数回を繰り返すことは無く、学校に残されることも少ない。もちろん、それを経験した人もいる。先生も大変だとは思うが、それでもしっかり出したのは、多分家に帰る時間が遅くなるのが嫌だったのだろう。退学になるケースは前例がないので、多分さぼるのを防ぐためだと思われる。ちなみに、文字数が8割以上12割以内という意味が分からない規制があるため、逆に文字数がおさまらずに時間がかかってしまったという人もいるらしい。そんなにしっかりした人ならなぜ反省文なんて書かされているのかは知らないが。


「ところで、何で学校に行きたかったんだ?姿を消せるのなら一人でも行けるんだろうに。」

「人間の生活を体験した妖精なんていないから、これはとても貴重な経験になると思いまして。邪魔はしませんので、お構いなく。」

「俺が気になる。」

今なんて、姿を消されているのでノイリスがどこにいるのかすらわからない。


「なあ、俺だけお前が見えるなんてことできないよな?姿が見えないと逆に不気味だ。」

「出来ますよ。」

「出来るんかい!」

「何ならそうしましょうか?」

「もっと早く言ってくれればよかったのに。」

まあ、他人から見たら独り言を言い続けるキモイ男なんだが…


「それは言いませんでしたので。」

…言わなかったけどさ…そこは気を使ってくれないかな…。そうこうしているうちに学校に着いた。結局、遅刻についての件だが…


「うおおおおぉぉぉぉおおお!!!」

前方に先生。うちの学校では、先生が教室に入った時に生徒がいるかどうかで出欠が決まる。


「うおぉっ!」

「セーフ!!!」

「…」

うおっしゃあ~!遅刻せずに済んだぜぇ~!これであの忌々しい反省文にうなされなさそうだぜえ~!その後、先生に言われ着席させられた。俺の右へ5席、後ろへ1席向こうの腐れ縁からの視線が痛いぜぇ~!俺の2席前から何か歪なオーラを放つ変態からの圧力をも無効化する視線だぜぇ~!ちなみに、このクラスは36人。変動があっても、1年から3年でのひとクラスは30~40人程度。席は6X6席±α。俺の席は窓側の前列から5番目。腐れ縁は廊下側から2列目の6番目。変態は窓側3番目。紀田は俺の真後ろ。


「…それと…安田。後で職員室に来るように。」

「え!?なんでだ!?」

「…以上だ。ほかに連絡があるものは…」

え?俺が何をした!?俺は何もしていないぞ!?


(これが人間界の学校というものですか…)

(普通じゃないがな。)

少なくとも俺が思っている普通の学校とは全然違う。もしかしたら、これが普通なのかもしれない。普通なんてとうの昔に失ってしまった。何が普通で何が普通ではないのかもう分からない。でも、やっぱり今の俺は普通では無いとは断言できる。だって、チートな人が一人や二人だけでなく、三人は見つけたじゃん?しかも、10日も満たない日の中で、だよ?


そういうわけで、俺は今職員室前にいる。面倒くさい。


「失礼しま~す。」

「安田君、朝の件だけど…」

「何ですか?ちゃんと遅刻はまのがれていますが。」

「遅刻の事ではない。」

だったらなんだ?うん?先生を突っぱねたことか?いや、それは今にも入ろうとするしぐさを見せた先生が悪い。先生が教室前にいたらふっ飛ばすのが当たり前だろ。廊下で出会ったら、タックルで窓から落とすのが普通だろ。校外で出会ったら、毒針を投げるか、麻酔薬を投げるかして殺さない程度にいたぶるのが普通だろ。


(ほうほう、そうなのですか。)

(いや、冗談です。)

つっこみ役がいない状態で一人で暴走してしまった。


「昨日の件なのだが、我が高校の生徒が町で暴れていたと連絡があった。」

ん?俺、関係無くね?全然暴れた覚えないぞ?


「先生、人違いじゃないですか?」

「うん。通報者の話によると、安田君に外見が似ていてね。断言はできないけれど、一応聞いておく。君は昨日学校が終わった後何をしていたのかい?」

これ、尋問じゃない?これは任意ですか?それとも強制ですか?任意だったら、できるだけ答えたくはない。理由としては、すぐに家へ帰りましたなんて言ったら、ホームシックに決定されてしまうから。一応言っておく、俺はアウトドア派だ。インドア派ではない。どこかの誰かさんによって強制的にインドア派にさせられているだけだ。

「ちなみにこれは強制だ。問題を起こした者には罰則を与えなければならない。今のところ、一番適当な人物が安田君になっていてな。どうしても無理だというのなら、情報から判断して、君がその問題を起こしたものとなってしまうがね。」

「おどしだぁ!」

あ、つい口にしてしまった。


「言いたくないのなら、反省文10枚、今日の事もあるから追加2枚で考えておこう。」

何この人、鬼じゃないの?しかも、それで許すのではなく、考えて置くって…なんだか無表情だけど、俺からすれば、悪魔のような笑みが見えるのは気のせいか?


「分かりました、言えばいいんでしょ?言えば。」

「いやなら言わなくていいんだぞ?」

うざっ!こいつ、教師でいいのか!?生徒に選択肢を与えているかのように見えるが、実際生徒を追いこんでいるぞ!?ああ、なんだかもう引きこもりになりそう。


「いや、言いますよ。」

「素直でよろしい。」

「学校が終わったら家に直行した。」

「その間に何か変わったことは?」

うわっ…生徒に対して本格的に尋問をしかけてきたよ…


「…特に?」

「おかしいなぁ、君の方面だと絶対にその出来事に出会っているはずなんだけれどなぁ~。ほとんどの生徒がその様子を見たと思うけれど、どうしてかなぁ~?すぐに帰ったのなら絶対見たと思うけどなぁ~。」

何こいつ、元警視庁に勤めていました的な推理力?を使ってきたぞ!?そうでなくとも、推理小説やドラマ絶対に好きだな!?調べるところは徹底的に調べる。うん、ムカつく。


「道が違ったんじゃ無いのでは?」

「ああ、それと生徒からも情報があるぞ。」

って、今気が付いた。多分…いや、ほぼ確実にあのファンクラブの仕業だ。学校の半数以下を敵にしているんだからかないっこない。ああ、俺どんだけバカなんだ…


「はあ、もういいです。反省文12枚ですね。」

「そうか、それは認めたとみていいんだな?」

「もうそれでいいです。」

せめてもの抵抗だ。俺にも1割くらいは悪いところもある。ほかの人に屋根に乗ったことだけ反省する。


「そうか、だがそれとこれとは別物だぞ。犯行を認めるなら18枚、追加されるからな。さっきの10枚は、一度犯行を否定したからそれもやらないといけないぞ。」

「…つまり、30枚ですか?」

「ああ、そういうことになる。」

鬼がいる。鬼は実在した!ここに鬼がいる!!!6000文字!?それをたった1日で!?ああ、授業中にやれと?見つかったら、どうせ1枚追加とか言ってくるのを覚悟でやれと!?もう…嫌…




~~1時限目~~


今はJapaneseの授業だ。Englishじゃあないぞ!1時限目にEnglishとか、朝っぱらから死ねと言われているのと同じことだ。理由は御察し頂けるであろう。「1枚追加」なんて言われたくは無いのである。


(…ところで、ノイリス。別に姿を消しているんだったら他の所に行ってもいいんだぞ?)

(いいえ。この場所で結構です。この授業とやらは実に興味深い文化ですね。)

そういえば、言っていなかったかもしれないが、ノイリスとは思念だけで会話ができるらしい。どうやら、俺の守護に就いたのだから、主人とはそんなこともできるとか。分かりやすく言えば、ファンタジーの世界で言う契約という行為に似ているものと思っていただければいい。学校に行くときにこのことに驚きながら走る少年の隣にいる妖精さんが実は呪いの契約をしたのではなどと、つい思ったりもする…。


(…文化っていうと、堅苦しいが、政府が決めたことって言えば分かりやすいかな?俺もよく知らないが…。)

(私の世界ではこんなことはしませんので。一つの用語からこんなにいろいろな思惑が出てくるだなんて…。)

(大概は恋愛感情だがな。)

ちなみに今は古文だ。2年生の時から現代文、古文、漢文の三種に分けられるらしい。方針ではそうだが、授業でもしっかり分けて進まれているので、1年生の時から既に分けてもいいと思う。


(ですが、あの翻訳という行為がいまいち分かりません。少し言葉のニュアンスを変えているだけなのに、なぜ翻訳という行為にあれほどまでに時間をかけるのですか?)

(…ノイリスの翻訳対象って何だ?)

(この土地で使われている言葉が主流です。英語とやらもあるみたいですが、一部翻訳不可なので、この土地の言葉ではないと思われます。)

(…それでもしっかり翻訳されるんだな。)

テストの時に教えてくれたらなあ…とは何となく言えなかった。さすがに急激にできるようになると目立つ。違う中学の出身の人からはどうも思われないかもしれないが、同じ中学から来た人だとばればれである。特に親しい人たちからは。そんなたわごとを話しつつ、この1時間で4枚を書いた。




~~4時限目~~


今日一番の山場である…。そう…、とうとうこの時が来たのである…。


(この程度の英語なら、簡単ですね。)

そう…。英語であるッ!ってか、今更っとすごいこと言ったよね?英語二桁とったことが一度しかない俺に対してひどいこと言ったよね!?自己平均点7点の俺に対してひどいこと言ったよね!?


(この世界にはラッキー7という言葉かあるのですから、いいじゃないですか。)

(ラッキーじゃない!)

天然なのか!?天然だったのか!?天然はもういらないぞ!?


(でも、この授業は私にはつまらないです。はっきり言って不要です。これよりも複雑な文章を教えるべきだと思います。)

(…他の人の話をしっかり聞きましょう。)

何なの?喧嘩売っているの?


(いえ、すみません。所々はっきり聞こえないのがありまして。自分の中で考え事をしているる時は聞き取りづらいので。)

そうか。俺に殺されたいか。だが今回は許してやろう。次は無いと思え。みたいな展開にしようと思ったのに。あまり関与されたくないからちょっと強めに言うべきだと思ってはいる。


「…安田君…。ちょっと前へ来なさい。」

「何でしょうか。」

呼ばれてしまったからには前に出なければならない。ああ、面倒くさい。


「…7枚追加。」

そう言って、先生は俺に7枚の紙を差し出してきた。


「…って、ちょっと待ってくださいっ!俺何にもやってませんっ!」

「机の上に出していた授業中に不要なものは?」

「原稿用紙なんて出していないじゃないですかっ!」

「この時間はね。でもどうせ他の授業中にやっていたのでしょ?それで、追加5枚。残りの二枚は…ラッキー7だから。」

意味が分からんっ!語呂がいいから2枚追加だとぉ!?確かに他の授業中にやっていたからそれは、反論できないが、気分で2枚も追加されたら、こっちの身が持たない。


「…というのは、冗談だ。暇そうにしていたから、これでも書いていなさいって事だ。」

鬼神にレベルアップした―!?もう、こんな現実は嫌だっ!




~~昼食~~


「ガリ勉だっ!ガリ便がここにいるっ!」

「うるさいっ!」

がり勉とはまた失礼な奴だっ!変態は変態らしく黙っていろ!

「雄哉。それはひどいと思うぞ。」

紀田。いいこと言った。誉めて進ぜよう。


「こういう時は、落ちこぼれというんだぞ。」

「いろいろと意味がありそうで意味が分からんっ!」

前言撤回。もう誰もが俺の敵だっ!それにしても、落ちこぼれが成績が低いから落ちこぼれとも読み取れるし、反省文を書かされているから落ちこぼれとも読み取れる。俗に言う、掛詞ってやつか?

「ところで、雄哉。今日は安田に襲いかかったりしないんだな。」

「ああ、それはな。『遠藤様守護法第18条に基づき、異性…つまり、男性自ら遠藤様に、半径2メートル以内に近づくことを禁ずる。但し、遠藤様自ら近づいた場合を除く。』っていう制度があったからな。その後、遠藤様自ら近づいた事が発覚したから、全員が罰を受ける羽目になった。」

何ナノコイツラ…関わりたくない…オレハ、ナニモシラナイ


「ちゃんとその録画画像も出できちゃあこっちだって何もできないさ。」

「ちょっと待ったぁ!録画だと!?もしかして、そいつもそのグループの一人か?」

「ああ、そうだが…?」

「…」

別に俺は腐れ縁がどうなろうと構わない。ただ、その行為が凄まじいからかなり呆気にとられただけである。人間って怖い。


「ちなみに他にどんな法律があるんだ?」

「…意外だな。紀田が食いつくとは。」

確かに意外だ。紀田は出来るだけこちら側にいて欲しいのだが。向こう側に行ってしまったら、俺のあと約3年間が地獄…引きこもり生活になってしまう。いや、あえてひとつの場所にとどまると、逆に危ないか?


「食いついちゃいけないのか?」

「まあ、説明してはいけないってわけじゃないが。」

「紀田は何で聞きたいって思った?」

「いや、人間の発想の発展に興味がわいてね。ファン自らが作った決まりごとがどれほどの出来なのか。安田も少しは気になるだろ?」

まあ、気にならないわけではない。それを聞いておけば対策を立てられる。対策を立てられれば、追い駆けられずに済む。


「まあ、少しだけなら言ってもいいが…ん…?」

と、話している時に雄哉の携帯が鳴った。いや、マナーモードにしてあるから震えたというべきか。雄哉の行動からして、メールのようだ。携帯を開いてみている。


「わりぃ。ちょっくら言ってくるわ。緊急集会があってな。」

「ああ、分かった。」

「後で聞かせてくれないか?」

「紀田も好きだな~。」

それを後に、雄哉は菓子パンをしまい、紀田と俺は再び弁当を食べだした。ちなみに昼食は、弁当派、菓子パン派、食堂派の3種類に分かれる。食堂にあるメニューにも菓子パンが置いてあるが、手作りなためとその価格で日々4時限目終了後には戦争が勃発している。その競争に生き残れるかどうかでわずかな希望を持ち生きる食堂派と、既に闘争心を失った戦士である菓子パン派に分かれる。普通食堂派は敗れた時のために鞄に菓子パンをストックしているらしい。そんなことを余所に、雄哉は日々菓子パンを3,4個獲得している。バーサーカー状態に入れば余裕で6,7個は持ってきそうだ。怖い。ちなみに新聞部の調査だと競争倍率0.4~0.5とのこと。つまり、一人当たり2,3個は取れるらしい。ただ、一人で12個も入手している狂者もいるそうで…其の覇者曰く、我之を2人に分けて食ふ。故に我6つのみ食ふ。と。それでも一人6個は多い。


「安田。お前本当に器用だな~。行儀は悪いが。」

「行儀は悪いのは自負している。」

今、俺の格好を説明する。食事をするには箸を使用しなければいけないから左手にそれを持ち、右利きなので、右手でシャーペンを持ち、原稿用紙を書く。ただ、今俺の原稿用紙は37枚という驚がく的な枚数なので、1日で書くのは不可能である。よって、右足の親指と人差し指の間にシャーペンを挟み、左足で原稿用紙を動かしながら原稿用紙に反省文を書いている。もちろん、文字がガタガタだと不自然なので、しっかり枠の中に書いている。ただ問題点としては、足で書いている用紙は、頭から書いているため、手で書いている方の文章を用紙の左端きっちりに書き終わらせなければいけない。頭の中では、右手で原稿用紙の内容Aを書かせ、左手で食事、右足と左足で原稿用紙の内容Bを書かせ、口では会話をする。という、荒業をしていたのである。聖徳太子?俺は知らん。人間死に物狂いでやろうと思えば何でもできるって事だっ!うん、俺いいこと言った。


「頑張っているところ悪いが、あと5分で昼食の時間終わるぞ?」

「何だとぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお~~~~~~!!!!!!!」

「うるさい。」

あまりのピンチに地面が揺れているんじゃないかと思うほど大きな声を出してしまった。周りからの視線が痛い。反省はしていない。後悔はしている。


「後、5時限目は体育だからさっさと着替えないと…」

「もっと早く言ってくれよ!」

この時ばかりは、体育があることを嫉む俺であった。

サブタイトル

「俺は非凡な学生だ ~ラッキー7~」改め「俺は非凡な学生だ ~アンラッキー7~」

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