俺は普通の高1だ(修正)
次回から、話を進めたいため、登場人物一通りはここで出したいと思った。ペース配分が悪い?うん…えっと…ハァ…難しい…。
とりあえず、プロローグ?(かもしれない)はここで終わる。
>>(12)6/11文章一部修正
「「文章」」は、二人の言葉が重なって発言をしていることを示しています。
今日は入学式3日後である。もう授業は始まり、中学の時とも同じような生活を日々暮らしている。違う所といえば…。
「ねえねえ、稲ちゃんはどこ中出身なの?」
「稲ちゃんって普段からきれいになる秘訣とかやっているの?」
今、稲ちゃんって呼ばれたのは遠藤穂希音…。即ち、俺の腐れ縁だ。ってか、稲の穂っていうのは分かるが、稲ちゃんって…。まぁ、そんなところは仲のいい人たちで決めたことだから口出し無用なのはわかる。だが、あいつって人を引き寄せる力もすごいんだよな。なんていうチート。同性にしか効かないチート…。
「俺、夏休み前に穂希音ちゃんに告白するんだ~。」
「どんな死亡フラグだよ!?露骨すぎるし!?」
で、あってほしかったが。無効化という言葉を知らない、又は、対象外というものを知らないチート。いや、全人類の力を超えて、神の領域に踏み込みし女戦士か。怖すぎるな。
「お前ら、ちょっとは自重しろ。」
一応釘はさしておいた。そういう俺はこの二人浅井雄哉と、紀田智久という友達ができている。それにしても、紀田のツッコミって鋭いよな。THE_TUKKOMI_MASTERってな感じか?特に、担任の先生が名前を呼ぶときに「き…キタ?」って呼んだとき。あれは凄かったな。でも、「キタ」は無いよな。まあ、訓読みで「のりた」は分かりにくいかもしれないが、音読みで変と思いつつも…。つまり、俺が言いたいのは、バカだということだ。ぶっちゃけ、普通は分かると思う。普通の俺にも分かったから。
「安田。今、俺の事について変なこと考えていなかったか?」
「いや、全然?」
「ふ~ん。」
おまけに鋭い。いや、何を考えているか、すぐに見透かしてくるということが鋭いっていうことだ。
「ってか、安田。あれは地球人なのか?」
「それは俺も聞きたい。」
「萌え~。」
「キモイ!雄哉キモイ!」
「というか、あれは萌えないと思うぞ。どちらかといえば、美しい方面に含まれるし。」
いかんいかん。話が脱線しすぎた。
あいつは同性だけでなく、異性に対しても心を捕らえるスキルを持っているらしい。まさしくチートしかも、弱点を持たない。能力面では。まさしく、RPGでいうところの裏ボスにリジェネ(常時HP自動回復)を付加させたのごとく、すべての攻撃にドレイン(HP吸収効果)が付加したのごとく、GameOver(敗北)という文字を知らない者。うん。神だ。
「…安田。何難しい顔しているんだ?」
「やばい。授業中も我慢できない。」
「「お前はキモイ!」」
「じゃあ、お前らはあれを見て平気でいられるのか!?」
「別に可愛いとは思う。だが、自制をしろ!自制を!」
「紀田。それは俺には無理だ。」
「お前は人間ではなく、猿だからな。」
「それは無いぜ。安田~。お前はどう思うんだ~?」
俺にきたか。空気になろうと思ったがなれなかったぜ。我が母親を見習わねば。
「ああ、俺か?ん~。あれは神の領域じゃないのか?人とは関わりを持ってはならぬ存在ってところか。」
「安田。意味がわからん。」
「悪い。俺は雄哉とは一緒になりたくはないがこればかりは同意だ。」
「確かに雄哉とは一緒にはなりたくはないな。」
「ちょ!それ、どういう意味だよ!?」
そのままの意味だ。というか、変態ということを自覚していなかったのか。雄哉。空気を読むことは社会に出たら大事なことだぞ。
「まあ、俺の言いたいことは、だ。あいつとは関わりたくないって事だ。言っていて気がつかないか?目の前に完璧な女がいるんだぞ?完璧ってどういうことかわかるか?自分一人で何でもできるっていうことだよ。つまり、そんな完璧な奴が目の前にいるだけで、自分がみじめに思えてくるんだよ。分かったか?」
「安田…。やっぱり意味がわからん。」
「安田!彼女の存在は二次元だけでなく、三次元にも最高の女がいることの証明になるんだぞ!?それがどんだけ素晴らしいことなのかお前には分からないのか!?」
「ああ。分からん。」
「安田。この変態、もうどうしようもないな。」
「コンチクショー!」
まあ、こいつは変態だからこそいいのかもな。楽しいし。
今、俺は大変なことになっている。何故か。それはおれが遠藤穂希音と幼馴染であることに関係している。ここで理解できたかたは多分、幼馴染系統文学の熟読者であろう。文学ではないか?まあ、問題はそこではない。俺が幼馴染を腐れ縁と呼び、完全に関わらぬよう心得ている理由の一つでもある。それは、完璧が故に起こるパラドックスであるのかもしれない。もう嫌だ。
「…。なあ。穂希音。」
「ん?何?」
「なんでお前はよく俺と一緒に帰ろうとするんだ?」
「ん…。何となく?」
「なんだよ…。何となくって…。」
「習慣みたいなもの?」
…。気にしたら、負けだな。
「そのせいで、俺は大変なんだからな。」
「何で?」
こいつ…。殴り倒してもいいですか?神は全能なはずですよ?ん?全能?じゃあ、学校来る意味がないことない?何で神が人間などという下等種族からこんなこと学ぼうとしているのやら。俺は普通に生きたいんだ。普通だからこそ普通に生きていたいんだ。こんな、下校中に周りの皆から明らかに普通の人を見る視線ではないものを目から飛ばしてくる。なんか、何年か前に経験した気もしなくもない。最近の出来事かもしれないが。
「俺がいったい何をしたんだ。」
「話の答えになっていないわよ。」
俺以外にこいつを好んでいる人は五万といるだろう。雄哉とか、雄哉とか、雄哉とか。浅井もそうだ。そして、それにもかかわらず、いつも俺ばっかり。
「おい!そこの一年坊主!遠藤様から離れろ!」
「そうだ。そうだ。」
何だこいつ。どこぞの雑魚敵ABCだ。自ら捨て駒だと叫んでいるものだぞ。…っしっかし、こうも早いとはな。「我らが女神、遠藤穂希音の信者」という組織が入学式2日後に出来たらしい。発端は部活動見学。自分の興味のわいた部活へ見学できる期間である。この後に体験入部という形になるわけだ。見学は体験入部とは違い、短時間で済む。つまり、沢山のところを見回れるわけだ。もう御察し頂けるであろう。というか、察してくれ。この見学でみた男子生徒のみならず、女子生徒までが御覧のありさまである。別にその部をじっくり見たわけではない。ただ、友達(学校の)と会話しながら歩いているところを見ただけで…即ち、一目ぼれである。もうこれは…。いや、何とも言えない。言ってはいけない。関わってはいけない。
「…。秀冶君~?どこへ行くの~?」
「ちょ…。ちょっとトイレ行ってくるわ。」
怖い。穂希音怖いよ。しかも俺焦っているといい、誤魔化しているのがばればれなこと言っているよ。さて、トイレでじっくり選択肢を考えますかっと。
「…ん?歩…けない…?」
振り向くと、稲ちゃんの手が俺の手に…。いや、手首に…。
「ゴルァ!「我らが女神、遠藤様」の御身体に汚らわしい手で何触っているんじゃあ~!この極悪非道な奴をひっとらえろぉ~!」
「あいあいっさ~!」
「掛け声ださっ!」
「何か面白そうね。」
「…穂希音、楽しそうだな。」
くそぅ~。俺は何もしていないのに~。俺の意思では何もしてないのに~。理不尽だ~。ハァ。少しくらいは俺に選択の余地を与えてくれよ。
「これ、逃げる以外の選択の余地がないな。」
そういうわけで、ただ今逃走中。せめて制限時間をくれ。100分逃げ切ればいい。逃げ切れれば、賞金が出るとか。
「ま…待ってよ~。」
「お前は先に一人で帰っていてくれ。」
「…ぶぅ~。」
ふてくされている腐れ縁をよそに、俺は闘争劇を始める。…じゃなくて逃走劇を始める。
「クソッ。国道なんて広い所じゃ不利だなッ!路地に入るかっ!」
あいにく、中学の時から鍛えられたこの脚を舐めてもらっちゃ困る。実際に足を舐められても困る。…というのも、中学の時から毎度毎度こいつらと同類項…じゃなくて、同類のやつらがいたからだ。何で、小学校の時はこんなファンクラブらしき組織すらなかったのか。やはり、年齢によるものか。そのおかげか、持久力は普通ではなくなってしまった。うん?前回はそんなこと言っていなかったって?これは普通ではない。ではなく、普通ではない状態にさせれられたというものだから、元は普通だ。あと、短距離走は遅いが、それは街中では関係ない力だと思う。どちらかといえば、反射神経のほうが必要だし。それにしても、路地に入ってもちゃんとついてこれるやつらはいるのか。どうせ野球部のやつらか。
「安田~!までぇぇい!!!」
変な声&名前を呼ばれた?からつい振り返ってしまった。もちろん、前方不注意で転ぶ可能性があるから避けていた。しかし、反射的に後ろを向いてしまった。後悔はしている。
「変態!何でここに!?」
「今変態って呼んだだろ!?」
「…呼んだがどうした?」
「…ゼッテェ…ツカマエテヤル!!!」
なんか怖い。某腐れ縁ほどでもないが。…待てよ?こいつは使えないか?変態を公証人として…
「殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!」
結果、このありさまでした。「殺す。」って、俺そこまで大罪をしたつもりはないぞ。あれか?情緒不安定になって自己精神の制御が不能…RPGで言うところの、混乱状態ってところか?
「な…ッなぁッ…雄哉ッ…」
「あいつはッ!「我らが女神ッ!遠藤様」のッ!神聖なるッ!名前をッ!無礼にもッ!呼んだッ!犯罪者だッ!捕まえ次第ッ!半殺しにッ!せよッ!」
息が上がって、正常にしゃべることが不可能なため、声を出すたびに変なところで止まる。
「うおぉっと!」
路地を走っていたら、二手に分かれている道にきた。道は右と左に分かれており、今ちょうど左側から追手が突っ込んできた。幸い、右側には誰かがいる様子がなく、そっちに逃げるしかなくなる。
「…ッ!チッ…!」
つい舌打ちをしてしまった。そこは何とも物置のスペースのごとく、いろいろと段ボールやらで埋め尽くされた場所であった。そして、今は言ってきた道以外は塀で囲まれている。意外と高さはある。2メートル…いや、3メートル近くの高さだ。これはつまり…
「もう逃げられないぞっ!」
「死亡フラグ万歳!」
これ、なんていう罪ゲー?そしてこいつら、なんていう猟師?獲物を追いこむ心得をしっている。
「ハァ…ハァ…逃げハァ…られハァ…ない…ぞァ…!」
「フゥ…ハァ…」
うん。呼吸は整った。他の奴らがまだのようだが。それは気にしない。後はこいつらをどう片づけるか。だな。ざっと数えても、50人程度か?後ろにもっと控えていたり、実はスナイパーのごとく潜んでいたするかもしれないから、これよりも少し多いかもしれない。というのも、予想よりも少ないからだ。この距離を走ったのだ。リタイアしても無理はない。こちらとしては、うれしい限りだが。いや、分散したということは、見つかりやすくなったということか?どちらにせよ、この危機を脱出しなければならない。俺のターン!さあ!どうする!?
1.真正面からぶつかる。
2.和解を求める。
3.逃走路を見出す。
ん…一応、一通り予測をするか。だが1は避けるべきだろうか?1vs50戦闘力「自分」1-「相手」99(コミュニケーション能力により、カンスト)
…まあ、2の場合は…
「殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!」
「殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!」
「殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!」
何か、皆さん詠唱呪文を唱えているんですけど?あれか?大将が攻撃開始と叫んだら一段目、二段目、三段目に分かれて攻撃してくるあれか?しかもそれを一人に対して集中砲火か?最終ボスでも、1vs4だぞ?俺に勝ち目なんてないじゃん!?
3…一見、妥当なようにもみえるが、考える時間なんてなさそうだ。
これを切り抜けるためには…
「突撃~!」
「うおおぉぉぉおおおおおお!!!!!!」
「こっちへ…来るんじゃ…ねえぇっ!」
俺は付近にあった段ボールゴミを投げた。狙いは相手の突撃してくるスピードを減速させるのもあり、視界を遮るためでもある。もちろん、相手の予想外の攻撃に対しての混乱もある。だが、一番の狙いは…
「イテェ!この野郎ッ!」
「グハッ!何しやがる!?」
「ウホッ!いい男!」
これだけ狭い道で大人数がいるわけだ。視界さえ遮ればお互いにぶつかりあう。ついでに言っておけば、この組織ができたのはつい最近の事。怒りの矛先さえ変えてやれば、コミュニケーション能力だろうと何だろうとねじ伏せれる。別に今気づいたことじゃないぞ!そして視界を失ったことにより、お互いにぶつかりあい、それによりお互いを傷つけあうわけだ。…ま…まあ一歩間違えれば、「イテェ!この野郎ッ!」の矛先が俺に反撃の意で向けられたかもしれなかったが。後、ツッコんじゃあいけないこともあるってことも言っておく。というよりも、関わりたくないってところか。
「お前ら何仲間割れをしている!?敵は奴だ!」
かといって、完全に乱戦状態になってはどうしようもない。乱戦って言っても、敵は1人なんだが。だが、これで全員が倒せたわけではない。だが、考える時間はできた。この間にちょちょいっと抜け出せば…
「お前ら、いつまで争っている!さっさと追いかけろ!クソッ!C部隊G8ブロックに向かい西へ移動中!支給そちらに向かえ!!!」
すげぇな…トランシーバーなんて使っているのか。でも、こいつ、バカだろ。西に移動すればG8ブロックに向かえるんだったら、西以外に移動すればいいんじゃないか。こっちが西なら…って、屋根の上にいる状態で方向なんてつかめないが。やはり、隠れるには人の中ってか。うん。大通りに出るか。振り出しに戻る。
「…で、どっちに行けば、大通りなんだ?」
仕方がない。ランダム歩行、西っぽい方向には近づかないで。
その後、俺は居間大通りをめざし移動中である。
「待てえぇ~!」
詳しく言えば、移動中兼逃走中である。
「待てって言って、待つ馬鹿がどこにいる!」
世の中って、理不尽だ。
「言うことを聞けぇ~!」
「言うことを聞けって言って、言うことを聞く馬鹿がどこにいる!」
というか、こいつら馬鹿しかいないのか?その割には、トランシーバーとか、区間を区切って偵察などもしているから、バカばっかりではない様子だが。
「人の話を聞けぇ~!」
「聞いてしっかり答えてあげているじゃん!?」
「ならば止まれぇ~!」
「だが断る!」
「雑魚B何とかしろ!」
雑魚B!?名前が雑魚Bだとぉ!?コードネームだろうとその呼び方はひどくないか!?
「俺は雑魚じゃねえ!!!」
「何でもいい!早く何とかしろッ!」
「なんとかもできないわっ!」
もちろん雑魚を否定する他称雑魚B。雑魚B。俺は将来お前の人生が幸福で満ち溢れることを祈る。今は不幸で満ち溢れさせてやる。
安田秀冶は鞄からアイテムシャーペンを取り出した。
「奥義!シャー芯飛ばしっ!」
「イデェ!」
「目が…目に入ったぁ~…」
「ぐぇえ!口の中に入っちまったぁ!」
説明しよう。「奥義!シャー芯飛ばし!」とはシャーペンを中心より少し上のあたりを逆さにして握り持ち、その状態から親指を勢い良く伸ばしてシャーペンから少し出たシャーペンの芯を飛ばすテクニックだ!これを発動することにより、相手の怒りメーターを上昇させ、うまく怒り状態にさせれば、冷静な判断をすることができなくなるのだ。クリティカルヒットすれば、相手を少しひるませることもできる。
「…シャー芯よ…。おまえのその体を張った行動…。無駄にはしないっ!」
「クッソ~!この野郎ォ!」
「すまない、雑魚B。お前の口の中に入れるつもりはなかった。」
「なんだとぉ~!絶対にとっ捕まえてやるっ!」
あれ…?謝ったはずなんだけれどもなぁ?おかしいなぁ?
「いや、本当に事故だ。すまない。雑魚B。」
「ぶっ潰す!!!」
余計に怒っちゃったみたいだが。まあ、気にしない。次の手を考えようか…。
安田秀冶は落ちていた空きかん等のごみを拾った。
「俺のターン!ごみはゴミ箱へッ!」
「イデェ!」
「目が…目に入ったぁ~…」
「ぐぇえ!口の中に入っちまったぁ!」
ちょっと待て。「イデェ!」は、わかる。「目に入ったぁ」って、何ぞや!?「口の中に入っちまったぁ!」って…
「あ…間接キス…」
「お前を処刑するっ!」
しまった。つい口に出してしまった。まあ、冗談は置いておき、多分新聞紙も投げたから、そこにくっついていたほこりが原因だとは思う。だが、なぜ俺がわざわざ相手を怒らせているか不思議に思うだろう。御察しの良い方はもう分かっているだろうが…
「見つけたぞぉ~!突撃ぃ~!」
「見つけたぁ~!」
よし。前方からも攻めてきた。俺は冷静だからこんな良くあるオチには引っかからないが、あ奴らはもう冷静ではない。つまり…
「よっと。」
「うわあっ!」
「こっちくんなぁ~!」
あらま。どうしてここまでもうまくいくかとは思う。後方から3人、前方からも3人お互いがお互いにぶつかりあって倒れてしまっている。俺はただ単に道路のわきにそれただけ。それだけなのにここまでも上手くいくとは…やはり、バカのほうが多いな。この作戦が失敗したときのためにその時の作戦を考えていた俺がバカみたいだ。俺はこの馬鹿どもをよけながら先に進んだ。途中、とてもラブラブな人がいた。あまり見ていたくはなかったし、気まずかったのですぐにその場から離れた。とてもは言いすぎたか?
「ぐわあぁぁぁ~~~~!!!俺の遠藤様用の唇があぁぁ~~~!!!」
「お前が悪いんだろ!俺様のを奪いやがってぇ~~~~!!!」
これはBLだろうか?BLとは認めない。別に認めてもいいが、自分自身、気持ち悪い。この道をそのまま行くと、大通りに出ることができた。
「いたぞぉ~!追えぇ~!」
が、人生、そう上手くいかない。ふむ…もう手がない。
「待てぇえ~!」
「くそぉ~!ぬおぉ~!」
もう駄目。何故こんなにたくさんいるんだ?いや、しつこいんだ?クソォッ!体力がもたねぇ。疲れて頭も回らねぇ。やばい…このままじゃあ、やられる!俺!頑張るんだっ!キャラ変わるかもしれないが、頑張るんだっ!こんな熱血っぽいこと言うとは思わなかった!だが、今それだけピンチに追い込まれているということ。あぁ。俺~これで逃げ切ったら、いいお嫁さんもらうんだ~。…。…言っていて、気持ち悪い。真面目に考えよう。疲れていて真面目に考えれないが。
「安田!?何やっているんだ?」
「そ…その声は…紀田かッ!?」
「おうおう。学校終わったらすぐに筋トレとは、お前意外と熱血じゃねえか。」
前方に盾がいる。盾がある。この盾を使うときは今か?
「ノォリィタァァアア!!!ふざけている余裕はねぇぇええ!!!こいつらをどうにかしてくれぇ!!!」
「…お前、まさか窃盗をしたんじゃないよな?」
「早くしてくれぇ!!!」
「…分かったよ。理由はともかく手を貸してやるよ。」
すまないな。お前の事は一生忘れないぜ。忘れても、5分間は覚えていてやるぞ。だが立て役というのは防御系スキル以外も覚えているわけでパラディンは防御力が高いため、最後まで耐え続ける、つまり受けたダメージに対し、与えたダメージの効率が比較的に高い位置を占めることも可能である。時間はかかるが、地味に強い職業である。
「邪魔するんじゃねぇ!!!」
「…フンッ!」
「…ハァ!?」
いや、それでも驚くぞ!?紀田!?あいつ、合気道か何かやっているのかっ!?空手か何かは知らないが、つっこんできた相手を右にギリギリでかわし、相手が前傾姿勢になって体制を崩したところをひじ打ちで倒す。次にやってきた奴は…上半身をかがめ、背中にうまく乗せたところを一気に体勢を立て直すことで、背中に乗っていた雑魚が一回転し、背中から地面に落ちた。飛び蹴りなんて危ないことをしてくる奴もいたが、それに対しては体の左半分を後ろに下げてかわし、相手が驚いているのをよそに足首を持ち、足首を持った状態からそのまま左回転、また突っ込んできた相手に向かって投げるという荒業を繰り出した。
一応言っておくが、野次馬(住人達)は危険を察知したのか、ある程度離れた所から見ている。だが、紀田よ。お前、そんなことできたのか!?なんていうチート。腐れ縁に続けてさらにはいスペックなキャラが出てきた。だが紀田よ。こんな街中で暴れたら、もっと目立ってしまうぞ。へたすりゃ退学。俺が仕向けたのだが、それでも何か悪いことをさせた気分だ。
「紀田。ありがとよ。おかげで楽に逃げれるぜ。」
「弱者に対して使うのは気分が悪いが…こればかりは仕方がない。安田、頑張れよ。」
「ああ。」
その後、俺はなんとか自宅に帰ることができた。先ほどの輩が尾行している可能性もあったので、一応警戒しながら家路に就いた。多分大丈夫だ。
「おかえり~。」
「ただいま…。今日は疲れた。もう寝る。」
「あら、じゃあラップで包んでおくから、ちょっと後で食べに来なさい。」
母は俺が仮眠かと思ったのだろうか。そうして家に入った俺は、自室に直行するのであった。
同類項//文字の部分が同じ項。数学用語。
5x+3y-2x+y=(5-2)x+(3+1)yみたいなもの。
はい、どうでもいいですね。




