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一の魔女

その先に見えるものが 真実(まこと)とは限らない

目の前に感じるものが 虚構(うそ)とは限らない


だが すべてが狂って歪んで 見えて感じている

明らかに昔とは違うのだ


陽は隠されて静かに泣いて

濁った雲で 空は青く澄むことはなく

月は眩しくてうるさく騒いで 

(いびつ)な星々で 夜はけたたましく鳴き響く


神々よ いつの間にどこへ行ったのか

世界よ 正しき光と闇はどこにあるのか

精霊よ いつから自然の中に消えたのか


残されし人間の戦乱と破壊(悪業)

すべてが泣いて穢されていく


このままでは 世界も自然も生命も失われ

輝きも暗きも 善も悪もない

歴史も文化も 古の奇跡も魔法も

ただただ 壊れて滅んでいくだけ


されど人間だけを滅ぼしても

世界は壊れてしまう


ならば私が世界を変える

存続させるためなら どんなことでもしよう


人間を監視し 

新たなる存在と叡智の理で縛ればいい

古の魔法と魔力で世界の在り方を変え

新たなる者たち(魔女)を産み出し

役目を与え 影から監視していく

そして裁く絶対の守護者


私は世界を愛している

誰よりも世界と近い

だから世界と融合する


私が神々の代わりとなろう

私が精霊の代わりとなろう

私が光であり闇となるのだ


いつしか私の存在は 歴史に埋もれていく

魔女は畏敬の対象として 人間は恐怖の対象として

彼らは私をこう呼んだ──『一の魔女』と

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