詩集（過去作）

色彩の海

白黒の心一つ抱いて

色彩の海に飛び込む

多彩なうねり　流れ　飛沫(しふき)

泡が問いかけてくる

ねえ　どんな私になりたい？

ねえ　どんな色に染まりたい？

未来は無色透明　無限大

私の心は泳ぎながら移りゆく

様々な影響を受け　私の形を定め

磨きあげ　色に染めていく

それでも　白黒の心は放さない

なにものにも　染められない

私は私だから　自分を忘れるな

色彩の海　泳ぎ続けて

ようやく見つけた私の将来

光放つ岩に手をかけて

一気に海面へ浮き上がる

見上げた空には　

私の未来がある

大好きな色に染まって

なりたい私がいる

砂浜に上がり

今度は目標に向かって

人生という陸地を歩き始めよう