表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/138

吸血鬼

赤い雨が降った

空を赤く染め 草木に地は腐り

人や動物は歪み狂う

一様に異様な渇きに耐えかね

赤い水を飲んだ

更なる渇きが襲う


耐えかね自らを殺すが

死ねない苦しみに襲われる


彼らは愛する家族や友人を襲った

動物たちも仲間や伴侶 子どもを襲った

溢れ出す赤い水を貪るように飲み干した

渇きが治まり 妙な至福に満たされる

でもそれは一時の鎮静だ

更なる渇きが襲う


『もっと、もっと赤い水を』


その渇きに支配される中で

渇きに耐性をつけ

肥大化した自我を保ったまま

歪んだ者が生まれた


彼らは合理的に人間を捕獲して

大量に赤い水を手に入れた


彼らは悪鬼と呼ばれていたが

いつからか吸血鬼と呼ばれ

恐怖と駆逐する対象となった


されど

吸血鬼が誕生して

二千年以上――


もはや彼らは

赤い世界の支配者である

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ