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喧嘩ばかりしていては為になら無い

 地方にいてもやる事が無いので、治三郎は上京する。しかし、真面目に働く気にもなれず、ブラブラと退屈な日々を送っていた。

 そんな折帝国海軍軍人である兄から手紙が来る。そこには「喧嘩ばかりしていても為にならない。」と言う内容の文脈があり、海軍兵学校を受験してみてはどうかと言った事も書いてあった。

 だが、事はそう簡単では無い。当時の海軍兵学校と言えば、東京帝国大学や陸軍士官学校と並び、最難関のエリートしか入れない所であった。

 ところが治三郎は兄の勧めを素直に受け入れた。海軍兵学校受験の為、喧嘩に使っていたエネルギーを全て勉学に注いだ。その努力が実を結び何とか海軍兵学校に合格した。

 治三郎は思った。人はその気になれば何でも可能なのだと。心を入れ換えて努力した成果が実り本当に良かったと思う。

 海軍兵学校が何をする場所なのか、知ったのは兵学校に入学してからであった。別に喧嘩慣れしていた治三郎にとっては、大した事は無かった。こうして治三郎は海軍兵学校の門を叩いた。

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