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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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軽巡洋艦大淀へ

 小沢治三郎の戦後は、レイテ沖海戦で軽巡洋艦大淀に移乗された瞬間からスタートしていた。

 小沢は、空母瑞鶴と共に沈もうとしたが、周囲の参謀達に押さえられ、抱き抱える様にして、移乗させられた。まだ残っている、戦っている艦があるのに、勝手に死ぬ事は許されなかった。

 しかしながら、これをもって小沢艦隊の犠牲を無駄死にと、言ってほしくはないと思う。文字通り命がけで与えられた任務を遂行した敢闘は、見事であった。

 あれだけ総員が本気になって撃滅されるために戦う事が出来たのは、部下にはっきりと明確な目標を与えたからだと思っている。

 治三郎の太平洋戦争は、この時終わった。自分が連合艦隊司令長官になった事も、海軍大将に昇進する事も、全てが治三郎にとっては無意味であった。滅び行く組織の中にあって、己の全てをかけた作戦が終わったのである。結果はどうあれ、治三郎とその部下はよく働き、よく動き、よく戦った。そう総括して良いだろう。

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