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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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終戦の日

 小沢治三郎が大将昇進を拒否して中将のまま、軍令部次長から最後の連合艦隊司令長官に就任するものの、帝国海軍としては既に万策尽きており、まもなく終戦を迎える。

 1945年9月2日、東京湾上の戦艦ミズーリ号で行われた降伏文書の調印式に出席した事をもって日本は正式に敗戦となった。明治時代に健軍した日本海軍は遂に初黒星を喫した。この敗戦は思いの外日本人に影響を与えたのである。

 つまり、日本型組織の退廃による文化のエゴイズムが、たっぷりと出てきた事が証明された。戦後日本は、戦前の日本を否定する事で、土台を築いていたが、それは違うと思う者も少なからずいた。治三郎もその点について以下の様に語っている。

 「周囲の情勢が、ガラリと変わったからと言って、主義主張を変えて平気な連中の多い事を、ワシは心から残念に思っている。」

 終戦により、日本を取り巻く環境はガラリと変わった。しかし、その民族の変わり様に対して、治三郎はそれを受け入れる事が出来なかった。なぜなら、それは逃げであり、無責任そのものであるからだ。

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