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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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38/50

栗田健男海軍中将

 栗田健男は、茨城県生まれで海軍兵学校第38期。卒業席次149人中28番と、まずまずの成績で、しかも海軍大学校を出ずに司令長官に就任した稀有な将官で、レイテ沖海戦時は55歳であった。

 海軍生活34年のうち陸上勤務は約9年のみである。そのほとんどが、駆逐艦や巡洋艦の上で過ごしている。海軍軍人には、どうやら生死に関する思想が2つあり、「左へ行くか、右へ行くか不明の時は死ぬ方へ行け。」と言う考え方と、「死を意義あらしめる為には、慎重に行動せよ。」と言う思想がある。

 栗田健男は、後者のタイプであり、苑せいもあってか、当時から栗田健男の戦闘指揮ぶりには、ややもすれば、優柔不断で避敵の傾向があったとも言われている。

 どちらのタイプも良い悪いはなく、前者の典型はミッドウェー海戦で戦死した山口多聞少将であった。栗田健男のような男がいても、どうと言う程のものではないけれども、日本海軍の指揮官としては、まず成すべきは、己の栄光よりも組織の勝利であった。

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