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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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井上成美海軍大将

 山本、米内、井上の海軍良識派3羽烏の一角を担う井上成美海軍大将について少し触れたい。

 井上成美は、明治22年(1889年)宮城県仙台市に生まれた。海軍兵学校第37期を恩賜の双眼鏡を拝受して、次席で卒業。勿論海軍大学校卒業。昭和12年から14年までの軍務局長時代には、山本、米内と共に日独伊三国同盟締結に反対している。

 「マル五計画」と呼ばれた海軍の軍備充実計画に対して、井上は航空本部長としてこう述べている。

 「この計画を拝見し、且つ只今の御説明を聴くに、失礼ながらあまりにも旧式で、これではまるで、明治・大正時代の軍備計画である。米国の軍備に追従して、各種の艦艇をその何割かに持っていくだけでは、誠に月並みの計画である。その間、一旦米国と戦争となれば、どんな戦をして、何で勝つのか?それには、何が何ほど必要なのか?と言う説明も無ければ計画にも現れていない。」

 この後井上は新軍備計画論を起草する事になるのだが、彼は歯に衣着せない実直な海軍軍人であった。

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