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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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震える知将アーネスト・キング

 治三郎はスピーチの際に手が震えていたと言うが、これは緊張しているからそうなった訳ではない。アルコール中毒の副作用で、そうなっていただけである。

 そんな治三郎や日本海軍をも震え上がらせていた大元締めの人物こそが、米国海軍の頂点で太平洋戦争を指揮した、アーネスト・キング合衆国艦隊司令長官兼作戦部長である。

 非常に自負心が強く、かつ高圧的な人物で、米国海軍内での評判は物凄く悪かった。行く先々で上官とぶつかり、部下にも好かれていなかった。しかも酒好きで、何度も謹慎処分を受け、女癖も悪かった。人間関係を重視する日本海軍では、絶対に出世出来ないタイプの指揮官であった。

 ソロモン諸島を落としてから、中部太平洋を攻め上って行くと言う対日戦争のグランド・ストラテジー(大戦略)は、キング自ら立案したものであり、日本軍を退けた最大の功労者であると言える。キングは水上艦のみならず、潜水艦の艦長の経験もあり、大佐時代にはパイロットの資格も取り海軍省航空局長、航空艦隊司令長官も歴任していた。

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