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小沢治三郎~最後の連合艦隊司令長官~  作者: 佐久間五十六


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18/50

巨漢の豪放磊落

 小沢治三郎と言う人間を一言で表すならば、「巨漢の豪放磊落」であろう。政治的なところは、一切無く厄介なところも無い。

 海軍兵学校第37期で井上成美と同期であり、179人中45位の成績だったが、何とか海軍大学校に滑り込み次席で卒業する。その後はやや、エリートコースにも乗りかけたものの、艦隊勤務が多かった。

 先にも述べたように、それまで従属的な役割であった空母を集めて、集中的に運用すると言う空母機動部隊を生み出した。治三郎は、独創的な発想の持ち主であった。参謀がいなくても、作戦を立てられる珍しい人で、発想は豊かでありつつも、少し独りよがりな部分があった。

 エピソードには事欠かない治三郎は、大酒飲みのアルコール中毒者だったと言う。軍席で酒が入ると、必ず腰を振りながら歌ったそうである。巨漢な上にあのごっつい顔でやるから、周囲は面白くて仕方が無かっただろう。陸軍からも支持のあった珍しい海軍軍人であり、マレー作戦は治三郎無しでは上手くいっていなかったと言われる位陸軍とは仲が良かった。

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