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衆の子、毛利の子  作者: ルビー
1章・戦国に生まれて
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はじまり

7月某日。

鬱陶しい1学期の終わり、俺はこれから始まる夏休みの計画を考えていた。

海へ行こうか。それとも山でバーベキューか。

そんなことを考えていた時、右後ろから大きな音が迫ってくる。

振り向こうとした瞬間、俺の命が散った感覚がした。



…頭が痛い。どこかに頭を強く打ち付けたような感覚と子供の泣き声で目が覚めた。

目の前には見慣れない女性が会話している。

「奥方様、元気な男の子でございます。」

「本当に、元気なこと。」

一体何を言っているのか理解ができない。

とりあえず起き上がろうとした瞬間、俺は気が付いた。

俺は赤ちゃんになっていること。そして先ほどから泣き止まない泣き声は俺が出していること。

そんなはずがない。そんなことはあり得ない。頭が混乱する。

しかし相変わらず体は起き上がらない。泣いているのが俺であるということも確実だろう。

となると、俺はこの赤ちゃんに生まれ変わってしまったらしい。

とりあえずはこの赤ちゃんの体に身を任せ、情報を探ってみることにしよう。

それにしてもここはどこなのか…。





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