第12話 マジシャン初女その2「初女は発明家マジシャン」
マジシャンデビューを果たした初女は物作りが大好き。
キョさんと海子が出演したマジックショーの時に使ったキョさんのズボンも初女が開発したものだ。
今度は何を開発するのかが楽しみだ。
城ヶ丘初女さんはマジックデビューしてからというのも忙しい日々を過ごしてた。
初女さんはマジックショーの時もアイデアが思いつくのね。
夢乃友里子さんの影響かは定かじゃないけど、初女さんの発明好きには変わりないね。
初女「キョさん昨日マジックショーの時に履いたズボンの履き心地はどうだった?」
キョ「夢乃さんが作ったズボンより城ヶ丘さんが作ったズボンの方が使いやすいね。」
初女「とてもいい意見ありがとね。」
初女さんが今回作った魔法のズボンは見た目はどこに穴があるのか分からないの。
初女さんが作った魔法のズボンの構造は秘密だって。そりゃそうなるか。
初女さんはマジックショーの日以外は商品開発を自ら進んで行うの。
私「マジックショーの時にキョさんが履いてたズボンなんだけど、もしかして初女さんが作ったの?」
初女「そうです。キョさんも私が作ったズボンの方が使いやすいといってました。」
私「初女さんが作った魔法のズボン履かせてくれる?」初女「いいですよ。」
私はさっそく初女さんが作った魔法のズボンを履いてみた。
履き心地は夢乃さんには悪いけど。夢乃さんが作った魔法のズボンより初女さんが作った魔法のズボンの方が履きやすいし使い勝手がいいわ。
初女さんは今回の魔法のズボンを開発するのに3000万円かかったみたいよ。
初女さんはまた発明した。今度は植物。見た目は本物だけど・・・。
私「初女さん、この花何という花なの?」
初女「これは私が発明した花で名前は、初女草です。」私「分かりやすい名前ね。」
初女「今回私が発明した初女そうですが、空気中の水分を水から取り入れて成長するとても優れた花なんです。人間や動物のおならや汗、お〇〇こ、う〇ちでも育ちますよ。」
私「なーるほどね。わが社はよくおならやう〇ちをマジックショーの時に使ってるからね。」
神野「城ヶ丘さんまた発明しましたか。今度は植物ですか?」
初女「そうですよ。名前は、初女草です。」神野「初女草ですか。」
初女さんが発明した初女草は21色が色ある。白・赤・紅色・青・水色・黄色・山吹色・黄土色・桃色・紫色・茶色・焦げ茶色・橙色・群青色・藍色・黒・黄緑色・灰色・肌色・銀色・金色があるわ。」初女さんは本当にすごいわ。神野「これだけ色がありますと迷いませんか?」
初女「私が作ったからそんなの迷う事ないですよ。」
初女さんが作ってくれた初女草はマジックショーの時に有効的に使わせてもらうわ。
初女「社長、神野さん、今回作った初女草についてお願いがあります。」
神野「何でしょう?」初女「地には植え付けないでください。」
私「分かった。初女草は生命力が凄く強いからだね。」
初女「そうです。今回私が発明した初女草を万が一地に植えると地に値を一杯広げて爆発的に繁殖しますし他の植物を殺してしまったり、水道管に巻き付けば水道管から漏れたわずかな水でも成長し続けて町一面が初女草だらけになってしまいます。」神野「それは気まずいですね。」
初女「初女草は鉢やプランターの中で育てる事をお勧めします。」
私は初女さんの忠告どうり初女草をプランターで育てる事にした。
初女草の世話は凄く簡単だった。マジックショーの時に初女草を使ってみたところ大繁盛したわ。
私「あら、初女さん今度は何を作ったの?」
初女「これですか。これは魔法の河川の防災壁です。」私「防災壁?」
初女「最近、河川の氾濫が全国で相次いでますから私が魔法で防災壁を作れば災害を減らせると思って作りました。」
初女さんが作った河川の防災壁は高さ2m、幅2m、奥行2・5mの大きな防災壁。
初女さんは国土交通省に認可してもらいながら1級河川の土手などに防災壁を設置した。
費用は自治体が負担した。
神野「城ヶ丘さん、なかなか凄いものを発明してるじゃないですか。今度は防災壁ですか。」
初女「魔法で防災ができる事が私の夢でしたから。」
土野「城ヶ丘さんは凄いね。」
八代惠「城ヶ丘さんはマジシャンでもあり発明家でもあったんですね。」
陽太「城ヶ丘さんも魔法で何でもできる人だったんだよ。」
浩太「羨ましいな。魔法で何でもできるなんて。」
七海「城ヶ丘さんは涙ぐましい努力して魔法使いになったのよ。そのかいはあったんだね。」
変造「城ヶ丘のお嬢さんは魔法で物づくりしてたのか。それにしてもすげーもんつくるなー。」
ルンコ「城ヶ丘さん、城ヶ丘さんは凄すぎますね。」初女「そう思う。」
瑠璃子「だって魔法で防災壁作ったの城ヶ丘さんでしょ。」初女「そうだよ。」
初女さんは他にも魔法で環境に配慮した家や車、家電なども発明したわ。その数200点以上。
仕事帰りの時、初女さんはばったり夢乃さんに出会った。
友里子「お久しぶりです城ヶ丘さん。」
初女「夢乃さんじゃないですか。あれから変わった事ないですか?」
友里子「私は例え瑠璃子魔法社を辞めても魔法使いのままだからね。」
初女「何か企んでるでよ夢乃さん。」
友里子「ピーンポーンだけど。」
仕事帰りの時、友里子にばったり出会った初女。この後どうなるのか。




