第5話 超怪力女子アシスタントと超巨漢なアシスタントその2{鋼さんの謎}
今度は恩智の事を調べる瑠璃子社長。
恩智は何故巨木ほどに大きくなり過ぎたのか。
一先ず桧垣さんの謎は解けた。今度は鋼さんの事を調べる事にした。
鋼さんは体重が1tあるの。未来子魔法社内のステージの耐荷重は50t。
体重が1tある鋼さんが乗っても壊れない。
鋼さんは何で巨木のように体が大きくなり過ぎたのだろう。
鋼さんは何時も桧垣さんにお風呂やトイレの世話をしてもらってる。
桧垣さんは鋼さんの介護をしてるので国と自治体から介護報酬をもらえるのね。
月に20万円もらってるみたいよ。
鋼さんは歩くのが意外と早く仕事の後は散歩するのが日課何だって。
近所の人は鋼さんの事をお化けみたいだと思ってる。
鋼「夢海原社長、こんにちわ。」私「あれ、鋼さんじゃないの。こんなところで何してるの?」
鋼「散歩だけど。」私「散歩してたのね。」
鋼「僕は体がこんなに大きいからよくお化けだと間違われる。」
鋼さんが巨木のように大きくなり過ぎた理由が近所の人の証言で明らかになった。
鋼さんは可燃ごみの日にゴミステーションで生ごみを漁って食べたり、飲食店の食料廃棄物を1つ残らず食べたりしてたのが1つ。
鋼さんはグループホームでも生ごみをきれいに残さず食べてた事が2つ。
鋼さんは畑を荒らすカラスを捕まえて食べてしまうのが3つ。
鋼さんは、外来生物を見つけると捕まえて食べれそうなものは骨も残さず食べてしまうのが4つ。
鋼さんは、外来植物も食べてしまうの事もあるのが5つ。
要するに鋼さんはエコな超巨漢なアシスタント。
おかげで町中がきれいで農家の人も大助かり。鋼さんはある意味社会に貢献してるんだ。
町中の生ごみや外来生物や植物、カラスなどの畑を荒らす鳥類を食べてるから大きくなり過ぎた事が分かった。でも辞めさせればいいのか迷ってしまう。
もし、町中のごみを食べる事と外来生物や植物を食べる事を辞めさせると町の環境が悪化して外来生物や植物が再び繁殖する事を考えると辞めさせるわけにはいけないよね。
鋼さんはミカンの皮を剥ぐのも、小さなナイフでリンゴの皮を剥くのも上手なの。
鋼さんが剥いたリンゴの皮は厚さ僅か0・2mmくらいなの。
翌年の春予定どうり未来子保育園が完成して、4月1日からオープン。
50人ほどの園児が来るようになって保母職員は忙しく世話をしてた。
飛騨野「これでお子さん連れの方も雇用できますね。」私「大いに賑わってるじゃない。」
私は里佳子さんを今春から約束どうり課長に就任させた。
私「里佳子さんは今日から課長さんなんだから、しっかり頑張ってよ。」
里佳子「はい、瑠璃子社長。」私「返事がよろしい。」
里佳子さんは早速課長の仕事を始めた。
土野「おはようございます夢海原社長。」私「おはようございます土野さん。」
土野「大海原さんと坂之上さん凄く順調ですよ。」私「2人は相性がいいからね。」
ルンコ「おはようございます夢海原社長。」私「おはようございます坂之上さん。」
瑠璃子「おはようございます夢海原社長。」私「おはようございます大海原さん。」
ルンコ「あ、法之華課長おはようございます。」里佳子「おはようございます法之華さん。」
瑠璃子「おはようございます法之華課長。」里佳子「おはようございます大海原さん。」
私「えーと土野さん、綱木さんと浦間さんと湯ノ山さんは順調ですか。」
土野「綱木さんは順調です。浦間さんはハイテンションです。湯ノ山さんは凄くハイテンションです。」私「そうですか。その一言聞いて安心しました。」
神野「おはようございます夢海原社長。」私「おはようございます神野さん。」
神野「安土さんと夢乃さんですがクオリティーが高いですね。」
里佳子「あの2人ね。」私「安土さんと夢乃さんはクオリティーが高い。」
神野「今まで何人ものマジシャンを指導してきましたがレベルが違いますね。」
桧垣「夢海原社長、おはようございます。」私「おはよう桧垣さん。今日も元気がいいね。」
桧垣「今日もハイテンションです。」桧垣さんは鋼さんの事をどこまで知ってるか聞いてみた。
私「桧垣さんは鋼さんの事を知ってる?」
桧垣「もちろん知ってますよ。鋼さんは体はとても大きすぎるけど実はエコな人なんですよ。グループホームトサカでは生ごみを排出した事がないそうです。何故なら鋼さんが残飯処理してますから。」私「なるほどね。」桧垣さんも鋼さんはエコな超巨漢なアシスタントだと思ってる。
倉門「夢海原社長おはようございます。」私「倉門さんおはようございます。」
倉門「あのう、私も鋼さんの事知ってますよ。」私「倉門さんも知ってたの。」
倉門「はい知ってます。私が5歳の時に家族と共に山奥のキャンプ場でキャンプしてた時私は山で遭難しまして鋼さんに助けてもらった記憶があります。最初鋼さんを見た時は大木のお化けかと思って怖がってましたね。」私「そうだったのね。鋼さんはやはり凄いな。」
桧垣「夢海原社長、話の続きいいですか?」私「いいわよ。」
桧垣「実は私小さい頃から鋼さんにお世話になってたんです。」
里佳子「え、意外だねって本当?」
実は桧垣さん、幼い頃から恩智にお世話になってたのだった。




